ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅵ】4

ーラスタ・ラヴ(7/16/夜)ー

悠「あっつい!」

ともき「そうだな」

悠「冷たいものが欲しい」

優日「液体窒素とか?」

悠「それをどうしろと?」

優日「飲む?」

悠「死んでしまうわ!」

マリア「液体窒素ぐらいじゃダメージは与えられてもトドメにはならなそうですけどね。悠さんの場合。」

悠「飲むなら関係ないだろ」

摩耶「冷えはするよきっと」

悠「そういうんじゃないんだわ」

福太郎「ホラー映画鑑賞とかどうかな」

悠「お勧めは何かな?」

福太郎「ムカデ人間」

悠「……」

福太郎「ごめん」

悠「ええんやで」

摩耶「ムカデ人間て2もあるんだよね。」

悠「どっちもひどい内容だけど見たことない人はぜひ一度見ることを自信をもってお勧めするぞ。ふふふっ。」

ともき「お前が自信をもって進めてる時点で絶対見ないほうがいいんだよなぁ」

悠「別にホラーだけど怖いわけじゃないぞ。ただただ生理的に嫌悪するのと食欲がなくなるだけ」

金剛「最悪だろそれ」

福太郎「見て楽しい映画ではないんは確かやね。」

真樹「なんでフクタロさんはそれを勧めたの?」

福太郎「冷えはするかなって」

悠「おれが求めてる納涼はそういうんじゃないんだよなぁ」

摩耶「わがままだなぁ」

悠「多分だけどおれは今は全然わがまま言ってないぞ。」

マリア「氷でも齧ってみます?」

悠「今のところ一番悪くないのが悲しい」

ともき「確かに」

優日「じゃあ、ホラーゲームはどう?」

悠「……なんの?」

優日「イルブリードとか」

悠「ホラーゲームだけど……っか。イルブリードなんか知ってる奴いねぇだろ」

ともき「どういうゲームなんだ?」

悠「バーチャルホラーランド。いわゆるお化け屋敷をテーマにしたクソゲーだ。」

ともき「うん?」

優日「開発がクレイジーゲームっていう根本からクレイジーを自負してるのがポイント高いよね。」

ともき「いや、その前にクソゲーなのかよ」

悠「しっかりとしたクソゲーだぞ。けど褒める部分もあるB級映画へのリスペクトの高さと、それをゲームに落とし込んでるクソなところとかもう凄いぞ」

摩耶「誉めてる?」

悠「一応は」

優日「ブラックジョークの酷さとかも見どころだよ。ただし、それを見れるまで進めるかどうかは別だけど」

真樹「クソゲーだし難しいの?」

悠「理不尽な難しさがあるからクソゲーでもあるんだぞ?」

摩耶「結局クソゲーなんじゃん」
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