ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅵ】4

ーラスタ・ラヴ(7/9/夜)ー

悠「はぁ……。先行とれてるのに手札が酷い。」

ともき「毎日それ言ってて楽しいのか?」

悠「この顔が楽しそうに見えるのならともきはドSよ!サディストよ!」

ともき「やかましいわ」

優日「お祓いいくといいよ」

悠「やだよ」

マリア「消滅しちゃうからですか?」

悠「誰が悪霊だ」

摩耶「そんな生易しいもんじゃないよね」

悠「おれは優しい男だ!」

摩耶「は?なに?」

悠「なんで割とガチ目に切れられてる!?」

優日「イラっとしたんでしょ」

マリア「謝ったらどうですか?」

悠「おぉん?」
ガシッ!
マリア「何かあるたびに私の顔にアイアンクローするのやめていただけませんか?」

悠「お、おれは悪くねぇ!おれは悪くねぇ!!」
ググっ!
マリア「あばばばっ!」

ともき「普通に悪いんだよなぁ」

優日「本日の「俺悪」。」

福太郎「まぁまぁ落ち着いて」

悠「大丈夫だおれは落ち着いてるし冷静だ。」
ググッ!
マリア「冷静に人のことをアイアンクローしてるってどうなんですかね?」

金剛「アンタもそんな状況で普通に話してるのはどうなんだ。」

マリア「慣れって怖いですね。」

福太郎「アイアンクローになれるってどういうことなんやろ。」

悠「まったくだな」
パッ
マリア「ぶはっ……いや、まったくって言いますけど悠さんのせいですからね?」

悠「じゃあ次からは十字固めにしてやるよ。約束だ。」

マリア「ちょっと何言ってるのかわからないです」

優日「なんの約束なんだが」


悠「約束といえば「指きりげんまん 嘘ついたら針千本飲~ます、指きった」。いわゆる指切りってあるよな」

真樹「急に何?」

悠「「げんまん」って何か知ってるか?」

福太郎「答えた方がええんかな?」

悠「……」

福太郎「イヤ、シランナァ」

摩耶「空気の読める大人な対応」

悠「こほん、「げんまん」とは、漢字で書くと「拳万」となり、「握りこぶしで一万回殴る」という意味だ。」
ひゅんひゅん!

福太郎「ちなみに「指きり」は、江戸時代、遊女が好きな男に指を切ったり、髪を切ったり、刺青を入れたりして自分の愛情を示した事から由来やね。」

真樹「普通に考えたら「指切り」ってめっちゃ怖いね。」

優日「極道の世界ならよく飛んでるから」

マリア「代償として指一本」

悠「今時指詰めはヤクザの世界でもしないけどな」
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