ｰラスタ･ラヴ(6/17/夜)ｰ

悠「ほ、ほわあぁーー!」

ともき「……」

悠「シンプルに引くのやめてよ!」

ともき「じゃあ気色の悪い声を出すな」

優日「なにケツでも掘られたの?」

ともき「うぉい!」

悠「そんなわけねぇだろ。ちょっと暑さで参ってただけだ」

摩耶「暑くなると奇声を上げるってやっぱりシンプルにヤバい人じゃん」

優日「温かくなると変な人は増えるからね」

悠「おれは違うぞ」

ともき「違わないだろ」

悠「いやいや、だから……あー……うん……」

金剛「なんだ?」

悠「アイスクリーム食べたいなぁ」

金剛「は?」

ともき「言い訳考えるのがめんどくさくなったな」

悠「はい!」

ともき「元気よく返事してんじゃねぇよ。」

福太郎「それはさておき今日はホンマな真夏日やったね」

優日「じゃあ明日は猛暑かな」

悠「真桜が溶けちまう」

摩耶「本当に溶けちゃう可能性があるから笑えないね。」

悠「今日なんて朝から氷齧ってたしな」

ともき「氷食ってなんかの病気じゃなかったか?」

福太郎「強迫的異常行動やね。」

悠「氷食症は鉄欠乏性貧血の患者に比較的高い確率でみられる症状でもある。まぁ、真桜の場合は普通に半主食なだけだが」

ともき「主食はおかしいだろ」

優日「私も氷だけは辛いなぁせめて味が欲しい」

ともき「いや、そういう問題じゃないだろ」

悠「それいったら禅なんて菓子が主食だし。っか、それ以外食えないし。」

摩耶「人体の神秘だね。」

金剛「だな」

悠「金剛も神秘側だけどな」

金剛「は?」

悠「いや、お前の身体はどう考えても神秘側だろ」

金剛「バカ言うな鍛えた結果だ」

優日「カッコよ。」

福太郎「憧れるわ～」

悠「おれにも憧れていいぞ」

ともき「なんでだよ」

悠「自分でいうのもなんだが……いい男だろ?」

優日「ハッテン場でモテるって意味で?」

悠「違うわい!!」

摩耶「けどそういう人たちってそんなに悠君のことは好みじゃなさそう。やっぱりもっとゴリゴリムッキムキの人のがいいんじゃないの?」

金剛「俺を見るな」

悠「うーん、確かお熊さん的には金剛はドンピシャらしいしな」

金剛「やめろよ」

福太郎「せやけど嗜好は人それぞれやし、かわいい子が好きな人もおるやろ。」

優日「悠をガン堀したい人もきっといるよね。」

悠「やめてくれよ(震え声)」