ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅵ】3

ーラスタ・ラヴ(4/15/夜)ー

悠「美味しいコーヒーが飲みたい」

ともき「飲めばいいだろ」

悠「それといっしょに美味しいお菓子も食べたい」

ともき「食べたらいいだろ」

優日「チョコレートとかいいよね」

悠「は?」

優日「あ?」

悠「は?は?」

優日「あ?あ?」

福太郎「ヤンキーかな?」

摩耶「メンチビーム撃てそう」

優日「古池や蛙飛び込む水の音!」
ビームっ!
悠「うわぁっ!」

ともき「いや、なんだそれ」

悠「喧嘩番長でメンチビーム撃つときの掛け声だ」

ともき「いや、なんで一句呼んでるんだよ」

悠「番長だって勉強ぐらいするってことだろ」

福太郎「天上天下唯我独尊とかは好きそうよな」

悠「おれも好き」

摩耶「ヤンキーとかは多分意味わかってないだろうけどね。」

真樹「一番ってことじゃないの?」

悠「違うわ」

福太郎「そもそもこン言葉は、お釈迦様が生まれた時に言うた言葉やで」

悠「ちなみに釈迦公の誕生日は4月8日だ」

ともき「その言い方はやめろよ。」

摩耶「花祭りだね。」

真樹「花祭りは知ってる甘茶だよね。」

優日「そうそう小さな釈迦像に甘茶をぶちまけるんだよ」

金剛「さっきからいい方が物騒なのはなんだ」

真樹「ところで何で「花祭り」なの?」

福太郎「お釈迦様がルンビニーという花園で誕生したからやね。」

悠「プロメ」

プロメ(仮)【当時、インド北部で栄えた釈迦族の長・浄飯王と后のマーヤー夫人には、永らく子供が恵まれませんでした。ところがある時、待望の世継ぎを懐妊しました。初産であった夫人は、里帰りのため故郷の隣国へと向かいます。ところが、予定より早く産気づき、帰途にあったルンビニーの花園で、後のブッダ、お釈迦様となるシッダルタ太子を出産されました。この時、太子は、右手で天を、左手で大地を指さしてこう宣言されたといわれます。天上天下唯我独尊(てんじょうてんがゆいがどくそん)三界皆苦吾当安此(さんがいかいくごとうあんし)】

真樹「はへー……。」

悠「まぁ、釈迦の話は置いといてコーヒーの話していいか?」

ともき「別にいいんだが、なんでコーヒーにこだわってんだ?」

悠「いや、サイフォンが欲しくてさ」

摩耶「絶対1.2回しか使わないよね」

真樹「なんだっけサイフォンって?」

優日「ロートとフラスコとアルコールランプでコーヒー作るやつ。」

福太郎「理科の実験でもみるよな。」

金剛「サイフォンて買えるのか?」

悠「5000あれば買えるぞ」
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