ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅵ】3

ーラスタ・ラヴ(4/3/夜)ー

悠「昼間ポカポカやん」

ともき「春だからな」

悠「なんかメロンパンの専門店て一気に無くなったよな」

マリア「ぽかぽかの話どこ行きました?」

悠「モニカか?」

マリア「会話にならないんですが」

摩耶「人口無脳だから」

悠「誰が無脳やねん!」

福太郎「ちなみにモニカはロマサガ3のモニカやね。ポカポカいうセリフがある。」

金剛「全然分からねぇ」

悠「それでメロンパン専門店の話なんだが軒並み閉店していってね?」

ともき「昨日唐揚げ専門店の話しただろ」

悠「その話したから今日も似たような話を持ってきたんだ」

摩耶「せめて楽しい話をもってきたらいいのに」

悠「だからだよ」

ともき「は?」

悠「他人の不幸は蜜の味というだろ?」

マリア「ひっひっひっ」

ともき「お前も笑ってんじゃねぇよ」

マリア「けど、ああいうお店って500万ぐらいかかりますよね。」

悠「パンはから揚げと違って色々と細かいことが多いしな」

金剛「パン屋てのは朝早くから仕込みとかしなきゃいけねぇしな。っていうか、それでメロンパン専門店とかそりゃ無理だろ。」

摩耶「メロンパン以外のパンも普通に売ってるよ」

金剛「専門店じゃねぇだろそれ」

悠「メロンパンが主力ですって意味の専門じゃ」

真樹「専門の意味が問われるなぁ」

マリア「まぁ、ブームなんて結局一時のものですからね。アレだけ騒がれてたタピオカも今じゃタピタピしてる人のが少ないですよ」

ともき「タピタピて…」

悠「やっぱり食物系のブームは一番のピークが来たらサッと引くことができるやつが儲けられるんだろうな」

マリア「白いタイ焼きとかで大変な目に遭ってる人も多いですよね」

真樹「白いタイ焼きって懐かしいね」

悠「アレで脱サラして首くくった人間が何人いるだろうな」

真樹「そうなの!?」

悠「たい焼きにしてはちょっと高めの料金で売りに出してたが、その珍しさとインパクトでブームになった。さらにテレビで紹介され最初に売り出してた店は一日ではさばききれないほどの人気が出たほどだ。そんな白いたい焼きは企業にも注目され、脱サラ組はもちろん、焼き鳥屋さんなどの飲食や屋台からも数々の企業や個人が参入してきた。フランチャイズ本部側も間に合わないほどになり、やりたくても出来ない状態という考えられないような状態で、「白いたい焼き脱サラの会」というものまで出来ていたほどだ。」

真樹「じゃあなんで?」

マリア「初めの頃は珍しさと話題性でたくさんの人が来たとしても結局はたい焼きですからね。並んでまで食べるものじゃないですよ。」

福太郎「まぁ、せやな。ふらっといって買えるなら買うかもやけど、長時間並んでは買わんわな。」
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