ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅵ】3

ーラスタ・ラヴ(2/8/夜)ー

悠「なんか披露感たっぷりだわ」

福太郎「なんかしたん?」

悠「何もしてないのに疲れが出てるんだ」

ともき「そんなわけないだろ。」

優日「シンプルにゲームのしすぎじゃない?」

悠「なきしにもあらず」

ともき「絶対にそれだろ」

悠「……よし、話を変えようか」

ともき「おい」

摩耶「まったく違う話だけどそろそろタラの芽が出回るころだね。」

金剛「そういえばそうだな」

優日「タラの芽おいしいよね。天ぷらにしたり、おひたしにしたり。」

悠「菜の花とタラの芽の天ぷらをセットでいきたいな」

真樹「緑だね。」

悠「っか、春野菜っなのにぜんぜん暖かくないんですけどぉ!?」

ともき「しらねぇよ」

摩耶「春野菜っていってもタラの芽はハウス栽培でしょ?温かさなんて飾りでしょ。」

悠「飾りではないと思うんだが」

真樹「タラの芽ってハウスで栽培できるんだ。どういう感じなの?」

悠「どういう感じってなんだ…」

真樹「水耕栽培的な?」

悠「……」

真樹「え、なに?」

悠「いっとくがタラの芽は地面から出るわけじゃなくてタラノキの新芽の事だからな。」

真樹「マジかよ」

悠「マジだよ。っていうか、昨日の子牛といいお前は色々と適当だな」

福太郎「メダラとオダラがあるんよね。」

真樹「めだら?」

悠「女だらと男だらだ。」

摩耶「山に自生しているタラの木は白っぽくて、幹や枝の表面に鋭い棘が沢山あって、男だらって呼ばれてるんだよ。」

金剛「山菜採りの時にはこの棘がウルシとの見極めに有効だ。」

福太郎「ほんで、この棘が少ないんが女だらやね。」

悠「栽培には主にメダラが使われてるな」

優日「タラの芽で思い出した。タラも今が旬だよね。」

悠「タラもいいなぁ。天ぷらで」

福太郎「さらに天ぷらおし。」

ともき「確かにおいしいんだけどな。そっちのタラの天ぷらも」

金剛「タラっていったらやっぱり鍋じゃね?」

摩耶「煮つけもいいよね。」

悠「白子もいいよな。あっ、白子も天ぷらでいける!」

ともき「お前はもうただただ天ぷらが食べたい人になってないか?」

悠「そんなことは…………いや、そうかもしれない。おれ、天ぷらが食べたくなってたのかも。」

優日「ぶっちゃけ旬のものは何でも天ぷらにしたら美味しいしね。」
3/100ページ
スキ