ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅵ】2

ーラスタ・ラヴ(11/12/夜)-

悠「あー……」

ともき「なんだよ」

悠「なんか小腹がすいた」

摩耶「良かったらこれ食べる?」
ジャラジャラ

悠「ラムネか?」

摩耶「ビタミン剤」

悠「ビタミン剤で腹を膨らませるってどんなディストピアやねん」

優日「一瓶分ポリポリしたら膨れるんじゃないかな」

金剛「腹は膨れても明らかに体に悪いだろ。」

優日「けど、体に悪いものほどおいしいっていうのはあるよね。」

悠「それはある。」

福太郎「脂身の揚げもんとか」

ともき「うぇっ…」

摩耶「けど、いるよね。そういうのが大好きな人」

金剛「焼肉でもほとんど焼かずに生同然で食ったりするやつとかもいるな」

悠「あれ、牛はまだいいが豚肉とかもその食い方してると思うとぞっとするよな」

福太郎「パラサイトパーティやな。」

優日「アニサキスなんて目じゃないね」

真樹「ひぇっ…」

悠「まぁ、生肉が旨いのは分かるんだけどな」

ともき「は?」

悠「ああ、勘違いするなよ。ユッケとか馬刺しとかそういうのだよ。」

優日「そのあたりは食べても大丈夫なように調理されてるからね。」

摩耶「けど、レア系は本当に人選ぶよね。ローストビーフでもお腹壊すっていう人いるし」

悠「さすがにそれは胃腸弱すぎるだろ」

福太郎「そういう人がユッケとかレバ刺し食べて食中毒出して今は禁止になっとるわけやね。」

悠「クッソ迷惑すぎる。こちとらユッケとか大好きなんじゃい!!」

優日「わかる!」

ともき「わかるのか」

金剛「提供できないわけじゃあねぇから。」

摩耶「金剛君所は桜ユッケで出してるよね。」

金剛「おう、ちゃんとした奴だぞ」

優日「馬肉もおいしいよね」

真樹「はい」

悠「なんだ」

真樹「なんで馬肉は生で食べても平気なの?」

悠「安全性が高いからだ」

真樹「いや、うん。だからそれは何でっていうのを聞いてるんだけど」

悠「冗談だ。説明してやろう。プロメ」
パチンっ

ともき「そこはプロメかよ。」

プロメ(仮)【馬はその性質上、食中毒の主な原因となる細菌が少ないことが言えます。ほかの家畜より体温が高く平熱でも40℃近くあるため熱に弱い細菌は馬の体内では生きられないのです。】

優日「はー、そうなんだ。」

プロメ(仮)【ただし馬刺しにとって唯一問題となるのが馬の筋肉に存在する可能性がある「サルコシスティス・フェアリー」という寄生虫です。】

真樹「ああ、寄生虫いるんだね。」

プロメ(仮)【もちろんこの寄生虫についても確実な対策がみつかっており肉を-20℃で48時間以上冷凍すれば死滅することが確認されています。 】
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