ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅵ】

ーラスタ・ラヴ(9/25/夜)-

悠「眠い」

ともき「寝ろよ」

悠「それはそうなんだけど、いざ寝ようとすると目が覚めるんだよ。」

優日「それで夜更かしして生活リズムぶっ壊してるから駄目なんじゃないの?」

悠「正論パンチやめろ」

マリア「睡眠薬とか使ったらいかがです?」

悠「眠薬なんて簡単に処方してもらえんだろ」

真樹「処方してもらえるなら使うんだ」

悠「っても、おれは薬全般が効きにくいからな。」

ともき「難儀な体質だな」

悠「そうなんだわ。」

拳二「けど、効かねぇわけでもねぇんだろ?」

悠「市販薬ならだいたい表記の2倍の量飲めば効く。」

ともき「効いてもに体に悪そうなんだが」

摩耶「ナチュラルにオーバードーズだね。」

悠「頭痛いから薬飲んで寝て、薬が回り過ぎでクッソだるくなるのはあるあるだ。」

金剛「色々とダメだろ。」

悠「だからおれは常に健康に気を使ってる。」

拳二「どこがだよ」

悠「よく遊び、よく食べてストレスをなるべく貯めないようにしてるとかだ。」

ともき「小学生じゃねぇか」

マリア「悠さんの場合は健康に気を使うより、より苛酷苛烈な状況に追い込んだ方が耐性とかついてよさそうですけどね。」

悠「おい」

優日「生物は窮地に陥ると進化するっていうしね。」

摩耶「ゴキブリが殺虫剤の耐性を得るようなもんだね。」

悠「誰がゴキブリやねん」

マリア「……」
スッ
ガシッ
悠「はい、捕まえた。へし折ります。」

マリア「どうしてですか!ただちょっと指を立てただけなのに!まだ指をさしてたりしませんでしたよ!まだですよ!」

悠「うるせぇわ!」
ミギギギッ
マリア「痛でででっ!折れます!折れちゃいますよ!美少女家政婦の白魚のような指がへし折れちゃいますよ!!」

ともき「十分に余裕あるな」

摩耶「けど、悠君ゴキブリ好きだしいいんじゃないの?」

悠「ゴキブリが好きなのとゴキブリ扱いは意味が違ってくるだろ。」

真樹「ゴキブリ好きっていうのも結構引くけどね。」

福太郎「海外のゴキブリとかは単体で見るんやったら迫力ある感じはするんやけどね。」

マリア「けど、結局好まれる系ではないですよね。」

悠「それはそうだ。そしてそれをわかっててゴキブリ扱いか?んん?」

マリア「ただのお茶目じゃないですか。悠さんは別にゴキブリっぽくないですよ、タスマニアデビルって感じです。」

悠「それはそれで性質が悪いんだよなぁ」

金剛「タスマニアデビルってなんだ?」

悠「フクロアナグマだ」

金剛「わかんねぇ。」

摩耶「あとで調べてみるといいよ。凶悪そうな黒い獣が見えるから」

拳二「で、今月の家賃」

悠「カーーッ!」

拳二「威嚇すんな!」
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