ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅵ】

ーラスタ・ラヴ(8/2/夜)-

悠「あ゛ぢぃ゛ぃ゛っ!」

ともき「小汚い声を出すな」

悠「誰が小汚いねん!」

優日「きれいではないよね。」

悠「おいおい、美青年だろうが!」

真樹「は?」

悠「あぁん!?」

優日「そのセリフ、崇さんとかの前でもいえる?」

悠「ガチの美青年を引っ張り出すのはNG」

福太郎「本物はダメ?」

悠「ダメダメきつすぎる。おれもイイ男ではあるけど、ちょっとだけ相手が悪い。ちょっとだけね。」

摩耶「なかなか図々しいね。」

悠「何がかな?」

摩耶「ちょっとだけって発言が」

悠「いやいや、ほんと紙一重の差だから。場合によってはおれのほうがかっこいいまである。」

金剛「言ってて虚しくないか?」

悠「ぜんぜん大丈夫だし(震え声)」

優日「虚無空間は強い」

悠「ふわんだりぃずには効かねぇし(震え声)」

摩耶「震えっぱなしで草」

悠「話を変えようか。」

優日「さぁ、悠はうまく話を変えられるのか!!」

悠「大丈夫、大丈夫。最近死ぬほど暑いっていう話をすればみんな食いつくから。」

ともき「あのな…。」

福太郎「まぁ、実際暑いんは暑いんやけどね。」

摩耶「話が冒頭に戻っただけだね。」

悠「けど、今の暑さは本当に殺意がヤバいじゃん?軽く人を殺せるぞ?」

摩耶「殺すだけなら金剛君だって拳一つでやれるよ。」

金剛「やれはするが引き合いに俺を出すんじゃない。」

真樹「やれはするんだね。」

福太郎「シンプルに怖いな」

悠「まぁ、それはさておき暑さで死ぬことも当然あるが日本では毎年100万人以上の人間が死んでいる。その中で原因不明の死亡者はどのぐらいかわかるか?」

ともき「原因不明ってことは死因が分からないってことだよな」

悠「そう体表から死因を推測できない……。明らかな病死以外の死いわゆる「異常死」だ。」

真樹「ちょっと見当つかないね」

悠「死亡者全体のおよそ15%といわれている」

真樹「15%ってことは……」

摩耶「15万人」

優日「でも、異常死って解剖されるんじゃないの?解剖して事故か病気か、もしくは殺人とか調べるんじゃないの?」

悠「それはあくまでも犯罪に関係のある死体について警察によって実施される司法解剖のイメージで実際毎年およそ15万人の異常死に対して解剖が行われるのはせいぜい2万人程度だ。」

ともき「だったら残りの13万人は?」

悠「死因を解明されることなく火葬される。」

ともき「えぇ……そんな感じなのか」

悠「外相のはっきりとした事故や殺人などの見た目に分かりやすい死因なら問題はないんだけど、そうでない場合医者は体表から見て判断することしかできない。」

優日「だったらどうして解剖して確かめないの?」

悠「そもそも異常死を解剖する法医学者が全国で160人にも満たない。圧倒的に数が足りないってことだ。」
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