ー談話ーラスタ・ラヴへようこそ【Ⅵ】

-ラスタ・ラヴ(7/26/夜)-

悠「あっちぃな。」

ともき「確かに暑いな」

悠「こういうときは涼しくなるような話だよな。」

福太郎「ほほう、具体的には?」

悠「ふーむ……。投資で数億の被害が出た話とかどうだろう。」

ともき「やめんかい」

マリア「芸能界って怖いですよね。」

摩耶「芸能界っていうか投資関連が怖いだね。」

金剛「あれやってることはほぼ投資詐欺だろ。」

悠「ギリギリグレーゾーンだな」

ともき「というか、ああいうことって許可というか個人でしていいのか?」

プロメ【投資の助言や運用、仲介をする際、金融商品取引法により金融庁に登録が義務付けられています。】

金剛「じゃあ、普通に違法なんじゃねぇのか?それとも登録はちゃんとしていたのか。」

悠「いや、してないだろ。」

摩耶「してないだろうね。してたとしても既に大問題が起きてるんだけど。」

悠「総額7億の被害だからな。」

マリア「7億円ですか……。すっごい頑張れば3か月ぐらいでどうにか返せるんじゃないですかね。」

ともき「ねぇよ」

悠「100億を完済した女は言うことが違うな」

マリア「私はお金に関してはプロフェショナルですよ。」

真樹「じゃあ、投資とかしないの?」

マリア「しませんよ。失敗するのが目に見えてますからね。」

摩耶「そこは踏みとどまるんだね。」

マリア「プロだからこそ分かるんですよ。私はその手の金もうけは失敗する絶対に」

福太郎「ほんなら成功する金儲けは?」

マリア「当然、家政婦業でコツコツとですよ。あとはお熊さんから適度に別口のお仕事をいただくことですね。」

悠「その別口の仕事は多分投資系よりも金が動くだろうけどハイリスクすぎるんだよなぁ。」

摩耶「シンプルに修羅場を潜った数っていうのなら僕らよりも普通に多そうだよね。マリアちゃんて」

金剛「確かに…。」

マリア「けど、方向性が違いますからね。私も野宿経験とかは腐るほどありますけど悠さんみたいにノー装備かつ常に命を狙われる状態で生き残るみたいな真似はできませんし。」

悠「おれも二度としたくない。」

福太郎「せやけど、二度目やったら安定してクリアできるんでは?」

悠「ないない。絶対ない。たまたま今回は対一だったが次からは多対一とか普通にあり得る。そして普通に死ぬ。」

摩耶「死地に踏み込んでこそのパワーアップだよ。」

悠「本当に死地過ぎるんだよ」
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