ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】10

ーラスタ・ラヴ(1/28/昼)ー

紅「暇だなぁ」

千夜「……」

紅「悠は居ないし、崇さんも居ない、暇だなぁ~」

千夜「……」

紅「暇だなぁ~~」

千夜「うぜぇからだんだん近づいて来るな…」

紅「千夜ちゃん遊ぼうぜ~」

千夜「断る」

紅「え~千夜ちゃんだって暇だろ。暇だからここにいるんだろ?」

千夜「……」

紅「あぁ~暇が潰せそうな奴が来ないかな」

千夜「アホか…」

美喜「それフラグじゃない?」

紅「え?」
千夜「?」

デイジー「こんにちはデスワ!」

紅「お♪」

千夜「帰る」

ガシッ

デイジー「まぁセンヤ様いらシてマシたデスの。」

千夜「離せ帰るとこだ…」

デイジー「あら、なにかご用事がありマシて?」

千夜「……」

デイジー「なら、よろシいジゃございませんの。」

ズルズル…

紅「はは、千夜ちゃんもデイジーの子猫ちゃんには弱いなぁ」

千夜「うぜ…」

デイジー「クレナイ様、ごきげんようデスワ」

紅「やぁ、デイジーの子猫ちゃん。今日もスゴい横クリンクリン髪だな。」

デイジー「ほっーほっほ。クレナイ様、横クリンクリン髪デは無く、サイドロールデスワよ」

千夜「ただのスプリングだろ…」

紅「サイドロールか、そう言うのには疎くてなあ」

デイジー「それはいけマせんわよ?髪型は立派なオシャレのひとつなのデスから…。ワタクシも毎朝二時間かけてこのヘアスタイルをつくってマスワ。キリが。」

千夜「二時間ってアホか…しかも人任せじゃねぇか」

紅「二時間か…。俺は五分かな。おさげ編むだけだし。」

デイジー「よくお似合いデスワ。」

紅「それは嬉しいな。千夜ちゃんはどうよ?」

千夜「……十分くらいだな」

デイジー「センヤ様はオールバックデスから固めるのにはもっと時間がかかりませんこと?」

千夜「ある程度固まったらあとは放置だ。そのうち乾く。」

デイジー「アグレッシブデスワ!」

紅「デイジーの子猫ちゃんは髪型よく変わるよな」

デイジー「そうデスワね。さっきも言いましたが髪型は立派なオシャレのひとつ。その日の気分にあわせてチェンジするのも乙女のたしなみデスワ。」

千夜「ゴキブリみたいな触角がたしなみか?」

紅「いや、触角じゃなくツインテールだろ。それは俺もわかるぞ」

千夜「興味ねぇ」

紅「ゆう(女)とかしてるじゃん」

千夜「剪定鋏で切り落としてやりたくなる」

紅「わぉ…」

デイジー「センヤ様はもう少し女性に優しく振る舞うべきデスワよ?」

千夜「知るかよ」

紅「いやいや、この冷徹な部分にキュンとくる子が多いんだよ」

紅「いっぺん死ね。」

紅「あはは、ひでぇなぁ」
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