ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】10

ーラスタ・ラヴ(1/25/夜)ー

悠「ちぇき」

拳二「よぅ」

悠「げ…」

拳二「げってなんだよ。」

悠「いや、お前らが揃ってるとなんか身の危険を感じてな」

拳二「どーいう意味だ。」

崇「人を見て怯えるのはソイツの普段の行いの悪さが原因だろ。」

悠「ちげぇし。少なくともお前らよりは行いいいわい。」

崇「どうだかな。」

悠「んだと…」

拳二「っか、お前店は?」

悠「今日は早めに閉めた。寒くてやっとれん」

拳二「おぃおぃ、寒くもなにもあの姉ちゃんとぬっくぬくしてんだろ。」

悠「してねぇよ!っか、どの姉ちゃんだよ」

拳二「かぁ~…どの姉ちゃんかわからねぇくらい知り合いが増えてんだぜぇ。崇どうおもうよ」

崇「いつもの事だろ」

悠「なんだよ、いつもの事って」

崇「別に。」

悠「はぁ…」

拳二「かっかっか。嬉しすぎてため息でてらぁ。」

悠「疲労のため息だよ!」

拳二「元気じゃねぇか。」

悠「空元気だよ。」

拳二「ああいえばじょういいやがって」

悠「あ~だるい~」

美喜「だらしないわね。シャキッとしなさいよ」

悠「シャキッとしたらパキッと折れる」

澪「なにが?」

悠「心とか」

拳二「お前の心がそんなナイーブなわけねぇだろ。ビグザムの装甲バリにかてぇだろ。」

悠「バカいうな。おれの心は繊細にナイーブだよ。ガラスでできた一輪の薔薇のようにな」

崇「叩いたら綺麗に割れそうだな」

悠「ガラス細工は壊すためのもんじゃないからな!」

崇「お前は叩いたくらいじゃビクともしないけどな」

拳二「ビグザムだからな。」

悠「なに?なんなの?おれのことディスって楽しいのか?」

拳二「お前が綺麗な姉ちゃんと知り合うのが腹立たしいだけだ」

悠「逆恨みもいいとこだろそれ…っか、知り合っただけであとは何もないんだぞ」

拳二「なにかできるチャンスがあればする気なんじゃねぇかコノヤロー!」

悠「なに飛躍した発言とめんどくさい絡みかたしてくれてんだよコノヤロー!」

拳二「羨ましいんだよ!コノヤロー!」

悠「知らねぇよ!」

拳二「ちくしょー。崇、なんとかいってやれ。」

崇「……」

拳二「崇?」

崇「ビグザムってなんだ?」

悠「……それ気になってたのか、モビルアーマーだ」

崇「何かの建物か?」

拳二「いや、ガンダムに出てくるやつだよ」

崇「知らん。」

悠「崇って時々天然はいるよな…」

崇「なに?」

悠「お口チャックノリス」

拳二「いや、ガンダムの話しはいいんだよ。」

崇「お前が言い出したんだろ」

拳二「え、あ…おれぇ?」

悠「はぁ…。帰ろ」

美喜「冷やかしは止めなさいよ。」

澪「はは…」
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