ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】10

ーラスタ・ラヴ(1/24/深夜)ー

楓子「それでは師匠お先に失礼しますやよ」

悠「おう。」

ともき「本当にいい子だな。」

悠「あぁ、普通にしてたらいい奴だよ。ときどきバカだけど」

亮「なら悠と同じだな。」

悠「それはどういう意味だ?」

亮「バカにはしてないって」

悠「ならいいが。」

ともき「それで悠はいい加減何してるのか吐いたらどうだ?」

悠「吐くもなにも、なにもしてないし」

亮「それにしては疲れてるんだな」

悠「ちょっと腰が凝っただけだ」

亮「腰が凝っただけって…」

拳二「そりゃ美人どころとイチャイチャしてたら腰もつかうわなぁ」

悠「あー?」

ともき「あ、拳二さん。」

亮「うぃっす。」

拳二「おう、ともきに岡崎元気にしてっか。」

ともき「まぁまぁです」

亮「俺は元気は元気っすね」

悠「っか、いまなんったよ」

拳二「ぁん?」

悠「誰が美人どころとイチイチしてんだよ」

拳二「あぁ、間違いじゃねぇだろ?」

悠「大間違いだよ。美人とイチイチしたことなんか生まれてこのかたねぇよ」

亮「それは嘘つきだな」

ともき「まぁ悠が言うことはいい加減なことか嘘かしかないからな」

悠「それだと俺の発言に信用がないのですけど」

ともき「普段はな」

悠「ガーン」

拳二「かっかっか。それより熱燗もらえるかぁ?」

澪「はい、わかりました。」

美喜「それでさっきの本当?」

拳二「さっき?」

美喜「美人どころとイチャイチャしてるって」

拳二「本当だぜぃ。なんだねぇちゃん、悠が気になるのか?」

美喜「妙な言い方はよしてください。」

拳二「かっかっか。そらすまねぇなぁ。」

悠「っか、根も葉もないこといいなや!」

拳二「なんだよ。新の嬢ちゃん等と楽しそうにしてるじゃねぇか」

悠「あのな、その件に関してはお前にも一端があるの忘れてんじゃねぇだろうな!」

拳二「大声だすなよ。腰に響くぜ」

悠「別に折れたりはしてねぇっての!」

澪「まぁまぁ、悠落ち着けよ。はい、熱燗どうぞ。」
拳二「おう。……ぷはぁ、うめぇ。あったまるぜ」

悠「ガルル」

拳二「かっかっか。そう唸るなよ。あ、そだ。(これ渡しとく。)」

悠「あ?(なんだこれ。)」

拳二「ヒソヒソ(あそこの家賃光熱費諸々。本当は二十五日〆だがどうせあと数時間だ。)」

悠「…………(安いな。)」

拳二「ヒソヒソ(いろいろ勉強してやってんだぜ?お前がマジならあの店買わないか?組のオジキも悠になら格安で譲るっていってるし、なんなら俺からも話つけてやるぜ)」

悠「ガルル(飛躍しすぎだバカ!そんな話、絶対に進めるなよ!いいな!)」

亮「なに話してると思う?」

ともき「悪巧みじゃないか…?」
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