ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】10

ーラスタ・ラヴ(1/20/夜)ー

楓子「こんにちわやよ」

駒狸「こんに……あ、こんばんわです」

美喜「いらっしゃい。」

ともき「あれ、駒狸さんにデコちゃん」

駒狸「中山さん、岡崎さん、こんばんわです。」

亮「よっす。今日はあの幽霊みたいな子は居ないのか?」

ともき「幽霊って…」

楓子「カゲコさんは……ここっすやよ!」

スカッ

駒狸「……」
ともき「……」
亮「……」
美喜「……」
澪「……」

楓子「……どうやら居ないみたいですやよ」

亮「確信があった訳じゃないなかよ!」

楓子「いやぁ、カゲコさんをちゃんと認識できるのは私の師匠くらいやよ」

亮「俺の師匠でもあるんだけどな」

楓子「順番的には私の方が先ですやよ。」

亮「順番じゃく、密度だろ」

楓子「……」

亮「……」

ともき「なに変な張り合いしてるんだよ」

楓子「これは重要ですやよ!」

亮「そうだ!」

ともき「勝手にしてくれ」

駒狸「中山さんは参加しないんですか?」

ともき「いや、参加もなにも俺は悠の弟子とかじゃないから。」

駒狸「あ、そうですか。……えと、じゃあご関係は?」

ともき「いや、普通の友達」

駒狸「意外です」

ともき「なんで!?」

駒狸「あ、いえ…悠くんに普通の友達が居たのがです」

ともき「駒狸さんてかわいい顔してサラッとスゴいこというよな」

駒狸「あ、ありがとうございます……って、あ、そういみじゃ無いんですよ!悠君には悪そうなお友だちしかいなさそうとかじゃ無いんですよ」

ともき「わかってる。わかってるから落ち着いて。」

駒狸「あ…すいません……」

亮「そもそも、デコは武器派なんだろ。なんで悠が師匠なんだよ」

楓子「甘いっすやよ。師匠は刀の扱いにも長けてるっすやよ」

亮「けど、今は無手主義だろ。」

楓子「それはそれっすやよ。」

亮「つまり俺のが師弟関係は深いわけだ。」

楓子「それは聞き捨てならないっすやよ!」

亮「俺は現役で弟子だし」

楓子「それなら数年越しで私も弟子ですやよ!」

ともき「あっちはあっちで不毛な争いしてるなぁ」

美喜「頭の中がおなじレベルなんじゃないの」

澪「それはいい意味ですか?悪い意味ですか?」

美喜「さぁ、どうかしらね」

駒狸「けど、誰かを慕うって大事なことですよね。素敵だと思います」

ともき「行き過ぎた人も居るけどな…」

美喜「本郷とかね」

澪「あの人は崇さんのためなら死ねるが本気な感じだしな」

ともき「確かに…」

楓子「私も師匠が命令してくれるなら例え地獄の業火に身を焦がしても笑い続けますやよ」

ともき「その状況がわからない…」
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