ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】10

ーラスタ・ラヴ(1/13/夜)ー

楓子「ゴクゴクッ…はあぁ…」

ともき「……」

楓子「……おかわりっすやよ」

美喜「飲みすぎは身体に悪いわよ」

楓子「それでも飲むっすやよ!」

美喜「仕方ないわね…。澪」

澪「ミルクのおかわりどうぞ」

楓子「どうもですやよ。ゴクゴクッ……ケプッ」

ともき「本当にお腹壊すぞ?」

楓子「だ~って~ししょ~が~私をそばにつけてくれないんすやよ~」

ともき「悠と話はしてるんだ」

楓子「二日前に話したのが最後やよ。最近は本当に夜中に帰って、昼間で寝て、また出ていっての繰り返しですやよ」

ともき「マジ?」

楓子「マジですやよ」

ともき「皆はなにも言わないのか?」

楓子「真桜お嬢さんが好きにさせとけとの口令がしかれてるので私ごときが無理に師匠に張り付く訳にはいかないですからやよ…」

ともき「好きにさせとけって事は別に悠に着いていっても悪くないんじゃないか?」

楓子「いやぁ、真桜お嬢さんも口を出さないのに…」

ともき「真桜ちゃんもただめんどくさくなってるだけじゃないか?」

楓子「それは大いにありそうですやよ」

ともき「っか、悠が何してるか本当に知らないのか?」

楓子「はい。だからともきさんなら何か知ってるんじゃ無いかと思って来ていただいたんですやよ」

ともき「けど、俺もなにも知らなかったと」

楓子「はいやよ…」

ともき「なんかごめんな」

楓子「いえいえ、そんなこっちが勝手に呼び出した訳ですから。ともきさんに謝られたら師匠に張り倒されちゃいますやよ」

ともき「……やりかねないから怖いな」

楓子「師匠に張り倒されるのなら、私は全然受け入れますやよ」

ともき「デコちゃんもときどき発言が飛んでるよな」

楓子「師匠に殴られるのは、気合いを入れてもらってるって事ですやよ」

ともき「しごきじゃ無いんだから…」

楓子「はぁ…昔は着きっきりで色んな事を教えてくれたのにやよ」

ともき「なんかスゴく生々しい言い方だな。」

楓子「ともきさんってときどきムッツリですねやよ」

ともき「あ、あのなぁ…。」

美喜「てゆーか、デコちゃんは悠が好きなわけ?」

楓子「勿論ですやよ!尊敬もしてますやよ。」

ともき「どんな所が?」

楓子「性格ですやよ」

ともき「それは…どうだろう」

楓子「できるなら、早く師匠にお子さんが出来て抱っこしたいですやよ」

ともき「まるで孫を抱きたい母親みたいな言い方だな。」

楓子「行く行くはSPとして師匠の家庭を守って生涯を終えたいと思ってますやよ」

ともき「もうちょっと別の夢を持ってもいいんじゃないかな…」

楓子「養子縁組で師匠の子供になるとかですかやよ?」

ともき「……コメントに困るわ…。」
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