ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】10

ーラスタ・ラヴ(1/10/夜)ー

ともき「ちわっ」

澪「いらっしゃい。ひとりか?」

ともき「今日は悠見てないんだよ。ここにも来てないか?」

美喜「来てないわよ」

ともき「なんか家にも居ないみたいだし」

美喜「崇に呼び出されてるんじゃないの?」

ともき「あー…もしかして例のあれ?」

澪「いや、どんな感じで事が進んでるのかも、どんなことになってるのかも解らないんだ」

美喜「崇と拳二さんが中心に動いてるみたいだから…あんまり情報が漏れることは無いんじゃないかしら」

ともき「なるほど……って、ことは西口は崇さん不在なのか」

澪「本郷さんが居るからその辺りの事はちゃんとしてるだろ」

美喜「それに不在っていったら悠なんかいっつもじゃない。」

ともき「秋葉原は摩耶くんも金剛さんも、卯天くんも亮も真面目だから、悠がいない方がいいかもな。」

悠(女)「ちぇき、なんだ、あーしの噂か?」

ともき「よう。ゆうはゆうでも男の方だよ。」

悠(女)「あー、昨日から行方不明のほうか」

ともき「マジか?」

悠(女)「冗談だ。朝帰ってきたと思ったらすぐに出てったよ」

ともき「ゆうは何してたんだよ。」

悠(女)「朝までゲームして今まで寝てた。」

ともき「お前はお前で怠惰な生活してるな」

悠(女)「あーしは学校いってないもーん」

ともき「悠の代わりに来たらどうだ?」

悠(女)「あのな、あっちがサボってるのに、あーしが行ったって同じパターンになるに決まってんじゃん」

ともき「威張っていうことじゃないよな。」

悠(女)「美喜、お酒をくださいな。悠のツケで」

美喜「これ以上ツケさせるのは可哀想じゃないかしら」

悠(女)「あー?アイツそんなにつけてるのか?」

澪「90万くらい。」

悠(女)「マジで!?……じゃああと十万分飲んだらキリがいいな」

ともき「なんでそうなるんだ…」

悠(女)「いや、100のがキリがいいじゃん」

紅「よーす。お、ゆうじゃん」

悠(女)「おう。久々かどうかは忘れたけど、久々」

紅「おう。あいかわらず千夜ちゃんが嫌いそうな髪型だな」

悠(女)「千夜ちゃんは基本的に長い髪嫌いじゃん。まえ、悠の前髪剪定バサミで落としたいっていってたし」

ともき「怖いな…」

紅「けど、俺も悠は前髪減らした方がいいとおもうな。」

悠(女)「急に髪がなくなったら誰お前って感じになるだろ?」

ともき「いや、ならないから。」
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