ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】10

ーラスタ・ラヴ(1/7/昼)ー

悠「ちぇき~」

ともき「ちわ」

卯天「あ、悠さん、中山さん。こんにちは」

悠「おう。卯天ひとりか?」

卯天「はい。けどもうすぐ亮さんがくるはずです」

ともき「亮と待ち合わせか?」

卯天「はい。昼から一緒に闘路にいく約束をしたんです」

悠「亮も卯天も元気だなぁ」

卯天「できれば、悠さんにも顔を出して貰いたいんですけど」

悠「ですってよ。悠さん」↓

ともき「いや、お前だよ」
悠「今日のところは悠ね名前を貸してやるよ。」

ともき「いらないし。」

悠「そうはっきり言われたら流石にちょっと辛いぞ」

ともき「悠の名前なんか借りたらいったい全体どれだけのトラブルに巻き込まれるか解ったもんじゃないだろ。」

悠「俺の名前は呪いの権現かなんかか」

美喜「否定はできるの?」

悠「出来ないです」

澪「いや、否定しろよ頑張れよ」

亮「ちっす」

卯天「あ、亮さん」

亮「おう。悠とともきも来てたんだな」

悠「ちぇき。闘路通いごくろうさん」

亮「お前もたまには顔出せよ」

悠「気が向いたらな」

亮「あのなぁ…」

卯天「じゃあ、気が向けば毎日でも顔を出してくれるんですか?」

悠「zzz…zzz…」

ともき「寝るな!」

悠「おぉう、とつぜん睡魔が…」

ともき「いつも、いつも、ずいぶんと都合のいい睡魔だよな」

悠「そんなに褒めてもなにもしてやれないぞ」

ともき「褒めてないっての!」

悠「いやぁ、眠たいのは事実でな。気を抜いたらウトウトしちゃって」

亮「次寝たら肘落としてやるよ」

悠「やぁん、亮くん大胆」

亮「はぁ…」

卯天「けど、やっぱり悠さんが顔を出してくれたほうが闘路の皆も盛り上がると思いますよ?」

悠「なぁに、俺が行かなくても摩耶や金剛のが盛り上がるさ」

卯天「じゃあ、摩耶さん、金剛さんも含めて、悠さんも来てください。」

悠「zzz…zzz…」

亮「……」

ズパッ!ヒョイ…
チャキッ…

悠「あっぶな…」

亮「寝たら肘落としてやるっていっただろ」

悠「本気でやってくるとは今年の亮はひと味違うな」
亮「どうも……ただ、避けられるのは解ってたけど、まさか首に切っ先突きつけられるとは思わなかった」

楓子「……」

悠「デコ、刀を降ろしなさい。」

楓子「失礼しましたやよ」

亮「はぁ…」

ともき「楓子ちゃん居たんだな…」

悠「着いてくるなといっておいたんだけどなぁ。」

卯天「気配消すの上手ですね」

楓子「いえいえ、カゲコさんに比べたら全然ですやよ」

悠「カゲコはちゃんと着いてくるなってのを聞いてるけど、デコは言うことを聞いてくれないんだな…」

楓子「そ、それは…」

ともき「いじめるなよ」

悠「いっひっひ。弟子を苛めるのが師匠の仕事だろ」

楓子「あっ…」

悠「なんだよ」

楓子「いえ、師匠が自分で師匠っていってくれたのが嬉しくて…ありがとうございますやよ」

悠「口が滑っただけだ」

卯天「僕の師匠でもありますけどね」

亮「俺のでもな」

悠「えーい!うっさい、うっさい、やめろ!」

ともき「はは。」
53/100ページ
スキ