ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】10

ーラスタ・ラヴ(1/5/深夜)ー

ともき「…悠、俺はもう帰るぞ」

悠「あー?なんだよ。もうちょい居ろよ~。」

ともき「もう、腹たぷたぷだよ。」

拳二「ウーロン茶ばっかりなんてつまんねぇな。」

ともき「今日は休肝日です。(二人みたいな飲み方は真似できないっての)悠もほどほどで帰れよ。」

悠「あー…」

ともき「家のこと心配じゃないのか?」

悠「うちにはバロンも居るし。悠(女)もいるから平気だよ。」

ともき「言い方を変える。みんなも心配するぞ」

悠「いっひっひ。そいつは嬉しいなぁ。」

ともき「はぁ、これだからな…じゃあな」

悠「おーう。あ、ともき」

ともき「なんだ?」

悠「お前も心配してくれる系?」

ともき「心配するわけないだろ。本気でポカやらないのわかってるし。じゃ」

悠「いっひっひ。ともき、愛してるぜ~」

拳二「そういやぁよぉ。お前も本気でひとり長ぇよなぁ」

悠「拳二に言われたくねぇよ」

拳二「いやいや、マジによぉ。美人から美少女ごろごろ選り取り見取でなんでひとりの彼女もいねぇよ」

悠「はんっ…女が存在してるからって俺に彼女ができるの方程式には成り立たんだろ」

拳二「けど、お前の家に何人も居るんだろ。」

悠「居候だ、居候。あと、は親類筋」

拳二「……」

悠「なんだよ。」

拳二「お前よぉぶっちゃけ本気出せば彼女の一人くらいできるだろ」

悠「できねぇよ。この酔っぱらい」

拳二「このくらいで酔うかっーの。」

悠「惚れた腫れたなんてのは人のを見てるだけでいいんだよ」

拳二「そのわりには彼女欲しいってほざいてるだろ」

悠「適度にいっとかないと妙な心配されたら困るからな。」

拳二「そういういらねぇ心配してる内はお前には女なんかできねぇだろうよ」

悠「お前にだけには言われたくない。」

拳二「かっかっか。」

悠「いっひっひ。」

拳二「まぁ、悠に女が出来るよりかは先に女をつくってやらぁ」

悠「おぅ。応援してやる。せいぜいがんばってくれ。」

拳二「このガキゃあ…」

悠「ふん。」

美喜「あのさぁ、ちょっと…本気で帰ってくれない?」

拳二「お…?」

悠「あー?」

澪「いつまで飲み続ける気だよ…もうすぐ夜明けだぞ」

悠「マジか……あー」

拳二「おー…だな」

美喜「アンタらねぇ…」

悠「いやぁ、拳二が絡むから」

拳二「お前が素直じゃねぇからだろ。」

悠「あー?」

拳二「んだぁ?」

美喜「ねぇ、お願いだから帰ってもういい加減寝たいから」

澪「俺もさっさと寝たい…」

悠「じゃあ、帰るか」

拳二「腹減ったからどっかでなんか食って帰るかな」

悠「あ、俺も。」

美喜「はぁ~」

澪「はぁ~」
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