ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】10

ーラスタ・ラヴ(1/3/夕)ー

悠「ふぅ……次は、ハイボールもらおうかな。」

澪「大丈夫か?」

悠「このくらいまだまだ余裕だぞ?」

澪「違うよ。悠は炭酸で酔うだろ」

悠「あー…ウィスキー9炭酸1ぐらいのハイボールにしてくれ」

美喜「それはただのウィスキーよ」

悠「じゃ、ハイボールでくれ」

澪「いや、だから酔うだろ」

悠「その時は任せた」

澪「断る」

美喜「嫌よ」

悠「え~ちょっとハグしてちゅうするだけだろ」

澪「それが嫌だといってるんだよ!」

優日「ども~」

鈴猫「久しぶり。」

美喜「いらっしゃい。」

悠「よぅ」

優日「よぅ、飲んでるか?」

悠「おぅ、飲んでるよ」

鈴猫「若者の会話じゃないよそれ…」

優日「悠ひとり?」

悠「さっきまでともきに王様と御付き(ボディーガード)が居たな。ともきは夕飯があるから先に帰って、王様と御付きは知らん内に消えてたよ。」

優日「それで、ひとり酒?寂しいね」

悠「寂しくなんかないやい!っか、普通に澪と美喜いるし。それよかハイボールまだか?」

澪「はい、ウィスキー」

悠「ハイボールじゃなくなったよ」

美喜「もし酔われたら嫌だもの」

悠「信用ねぇなぁ」

優日「なるほど、ハイボールは炭酸で割るもんね」

悠「アルコール濃度が高かったら平気だっての」

鈴猫「それはそれで何か間違ってるよね。」

優日「ビールも炭酸は入ってるのにね。」

悠「我ながらはっきり理解(わか)ってないんだ。コーラとかで酔うけど」

鈴猫「お酒では酔わないと?」

悠「酔わない訳じゃない、酔いにくいだけな。度を越えたら酒でも酔うし」

鈴猫「そうなの?」

悠「そうなのだ」

優日「最後にお酒で酔ったのは?」

悠「…………中坊の時だったかな。酒で潰れたのはあれが最初で最後だったと思う」

鈴猫「ちょっと待って、悠はいったいいつから飲んでたの?」

悠「中坊の二年くらい。」

鈴猫「それはダメでしょ…」

悠「zzz…」

澪「悠、そのくだりはもうやったよ。」

悠「チッ」

澪「こんな理不尽な舌打ちは初めてだ。」

悠「あれだよ。幻想郷では常識にとらわれちゃダメだぜ。」

優日「ここは日本だけどね」

鈴猫「あんまり呑みすぎたらダメだよ?」

悠「わかったよ。母さん。」

鈴猫「か、母さん!?」

優日「悠はお父さんだね」

鈴猫「悠がお父さんで私が母さん……それってふうふう!?」

美喜「「う」が多い。夫婦でしょ…」

悠「ちゃうちゃう。母さんは鈴猫、父さんは優日、俺は息子の役だ。」

澪「どんな配役だよ」

悠「一度に二つのおぱーいに甘えられる配役だよ」

優日「なら、私も鈴猫さんに甘えたいし!」

鈴猫「優日ちゃん!?」

悠「父親役だからそれも可だ」

優日「ならよし!」

鈴猫「えぇ…」
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