ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】
ーラスタ・ラヴー
六花「こんちわー。」
本郷「ふっ…」
澪「やぁ、六花に本郷さんいらっしゃい。」
美喜「珍しいわね。二人が初めから一緒だなんて。あ、もしかしてデート?」
本郷「ふっ…」
六花「本郷さんの言うとおりですよー。」
澪「いや…本郷さん何て言ったんだ?」
六花「『今日はライヴの打ち合わせが有ったから、ついでに新譜をレコーディングしてただけだ。』です。」
美喜「あい変わらず、よく、翻訳できるわね。はい。スモーキーマティーニとレモネードよ」
スモーキーマティーニ
40度辛口ステア
ドライジン50ml
モルトウィスキー10ml
レモンピール
材料をミキシンググラスでステアしてカクテルグラスに注ぎ、レモンピールを絞りかける。
六花「大したことじゃないですよー。」
澪「いや、普通に大したことあるって。」
六花「そうかな。だって、ともき君や崇も話してるじゃん。」
美喜「それを含めても三人だけよね。」
本郷「ふっ。」
六花「そんな感じですか。」
澪「今度は何て?」
六花「『相手の気持ちを考えて読み取るんだ。』」
美喜「前から思ってたけど本郷って超ナルシストよね。」
本郷「ふっ。」
六花「『否定はしない。』」
澪「しないんだ。でも…言うほどナルシーか?」
美喜「常にサングラス。椅子には座らない。やたら襟を立てる。いちいちポーズを決める。」
澪「有り余るほどでしたね。」
本郷「ふっ…。」
六花「『俺の行動の一つ一つが誰の目にも映ってしまっている。』」
美喜「なぜか殴りたくなったわ。」
澪「普段喋ってないようで結構喋ってるんだな。」
六花「かなりマジンガートークですよ。本郷さんは黙ってた方がカッコイイですけどね。」
美喜「マンシンガンね」
本郷「ふっ…。」
六花「『俺から溢れ出る魅力はただ其所に居るだけで全てを魅了してしまう…。美しさは罪だ。』」
美喜「……。」
澪「オーナー、無言でアイスピックを握りしめないでください。」
美喜「はぁ…てゆーか、さっきから自分一番発言だけど、本郷は崇のことどう思ってるわけ?」
本郷「ふっ…。」
六花「『現にして頂点。崇さんこそが王の中の王。神か悪魔か…まるで研ぎ澄まされた氷の刃の…』」
美喜「わかった。ストップもおいいわ。」
澪「とにかく崇さんを崇拝してるんすね。」
本郷「ふっ。」
六花「『もちろん。』」
美喜「それじゃあ…あの記者を崇に会わせないのもアンタの差し金?」
本郷「ふっ……。」
六花「『崇さん自身は断るといい続けている。だが…丁重に扱えとも言っている。この店の売り上げにも貢献しているみたいだし、一石二鳥だろう。』」
澪「けど、あんまり自由にさせとくのも危なくないですか。うちの店に出入りするだけでも目につくのに…下手な好奇心で闘路のコンバットゾーンにでも入れば…」
本郷「ふっ」
六花「本郷さん、冗談ですよね?」
美喜「何て言ったの?」
六花「……『自分から危険な目に遭うのは管轄外だ。』って」
澪「うわっ」
本郷「ふっ…。」
六花「こんちわー。」
本郷「ふっ…」
澪「やぁ、六花に本郷さんいらっしゃい。」
美喜「珍しいわね。二人が初めから一緒だなんて。あ、もしかしてデート?」
本郷「ふっ…」
六花「本郷さんの言うとおりですよー。」
澪「いや…本郷さん何て言ったんだ?」
六花「『今日はライヴの打ち合わせが有ったから、ついでに新譜をレコーディングしてただけだ。』です。」
美喜「あい変わらず、よく、翻訳できるわね。はい。スモーキーマティーニとレモネードよ」
スモーキーマティーニ
40度辛口ステア
ドライジン50ml
モルトウィスキー10ml
レモンピール
材料をミキシンググラスでステアしてカクテルグラスに注ぎ、レモンピールを絞りかける。
六花「大したことじゃないですよー。」
澪「いや、普通に大したことあるって。」
六花「そうかな。だって、ともき君や崇も話してるじゃん。」
美喜「それを含めても三人だけよね。」
本郷「ふっ。」
六花「そんな感じですか。」
澪「今度は何て?」
六花「『相手の気持ちを考えて読み取るんだ。』」
美喜「前から思ってたけど本郷って超ナルシストよね。」
本郷「ふっ。」
六花「『否定はしない。』」
澪「しないんだ。でも…言うほどナルシーか?」
美喜「常にサングラス。椅子には座らない。やたら襟を立てる。いちいちポーズを決める。」
澪「有り余るほどでしたね。」
本郷「ふっ…。」
六花「『俺の行動の一つ一つが誰の目にも映ってしまっている。』」
美喜「なぜか殴りたくなったわ。」
澪「普段喋ってないようで結構喋ってるんだな。」
六花「かなりマジンガートークですよ。本郷さんは黙ってた方がカッコイイですけどね。」
美喜「マンシンガンね」
本郷「ふっ…。」
六花「『俺から溢れ出る魅力はただ其所に居るだけで全てを魅了してしまう…。美しさは罪だ。』」
美喜「……。」
澪「オーナー、無言でアイスピックを握りしめないでください。」
美喜「はぁ…てゆーか、さっきから自分一番発言だけど、本郷は崇のことどう思ってるわけ?」
本郷「ふっ…。」
六花「『現にして頂点。崇さんこそが王の中の王。神か悪魔か…まるで研ぎ澄まされた氷の刃の…』」
美喜「わかった。ストップもおいいわ。」
澪「とにかく崇さんを崇拝してるんすね。」
本郷「ふっ。」
六花「『もちろん。』」
美喜「それじゃあ…あの記者を崇に会わせないのもアンタの差し金?」
本郷「ふっ……。」
六花「『崇さん自身は断るといい続けている。だが…丁重に扱えとも言っている。この店の売り上げにも貢献しているみたいだし、一石二鳥だろう。』」
澪「けど、あんまり自由にさせとくのも危なくないですか。うちの店に出入りするだけでも目につくのに…下手な好奇心で闘路のコンバットゾーンにでも入れば…」
本郷「ふっ」
六花「本郷さん、冗談ですよね?」
美喜「何て言ったの?」
六花「……『自分から危険な目に遭うのは管轄外だ。』って」
澪「うわっ」
本郷「ふっ…。」