ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】10

ーラスタ・ラヴ(12/31/昼)ー

崇「年明けまでお前と顔を会わせることはないと思ってたが」

氷室「そうですか?私は会うと思ってましたよ。」

崇「ふん…」

美喜「はい、ターキーとスコッチ。」

氷室「どうも。どうです、このまま年明けまで飲みますか?」

崇「悪くはないな。」

六花「ちわー。本年度最後の配達にきましたー。」

澪「ごくろうさん。そこ置いといてくれ」

六花「はいよー。」

崇「リッカ仕事は終わりか?」

六花「お陰さまでー。これでラストです」

氷室「なら、ご一緒にいかかですか?」

六花「いやー、あたし飲めませんから。」

美喜「なにか暖かいのは?」

六花「ガンガンいただきますー」

美喜「はいはい。」

崇「ふぅ……」

氷室「そういえば、他の方々は?」

崇「知らん。」

本郷「フッ…」

六花「ガード下でサッカーしてるらしいですよ。」

崇「……誰がだ?」

本郷「フッ…」

六花「紅さんらしいですよー。他にも和辰さんとか悠君もいるらしーですよ」

崇「あいつらは何をしてるんだ」

氷室「年明け前にサッカーとはなかなか有意義じゃないですか?」

崇「……有意義か?」

氷室「身体を動かすのは健康的かと」

崇「よくわからん」

本郷「フッ」

六花「止めますか?と」

崇「ほっておけ。そのうち顔を出すだろ」

本郷「フッ」

六花「わかりました…っと」

氷室「崇は参加しないで良いのですか?」

崇「やるか、マヌケ」

氷室「おや、おもしろそうなのに」

崇「なら、お前が参加してこい」

氷室「いえ、私はほら、寒がりですから」

崇「……」

道玄「邪魔するぞ」

雲水「よう」

拳二「うっす」

崇「これはまた雁首揃えてきたな」

氷室「みなさんどうも」

雲水「おぅ。日本酒瓶でもらえるか。」

澪「コップはいくつ?」

雲水「いらん。瓶でいい」

澪「え?」

美喜「出しときなさい」

澪「は、はぁ…」

道玄「雲水の…瓶で飲むな。」

雲水「これのが早いぜ?」

拳二「かっかっか。まったく飲んべえなおっさんだな」

雲水「お前も同類だろ。おら、飲めや飲めや」

拳二「おう、飲むぜ」

道玄「お前らなぁ…」

崇「くくっ。」

道玄「はぁ、崇、お前はここで年を越すのか?」

崇「考え中だ。アンタは?」

道玄「俺は早々にうちに帰る。家族がいるからな。」

崇「結構なことじゃないか」

道玄「お前も家庭をもったらどうだ」

崇「興味ないな」

氷室「私は子供二人の家庭を築きたいですね。」

崇「お前にそんな願望があるとは驚きだ」

拳二「俺は嫁がほしいぜ」
36/100ページ
スキ