ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】10

ー???(12/30/昼)ー

颯天「……」

結衣「ちょっと」

颯天「うおっと…結衣ちゃんか。なんだい?」

結衣「こんな朝からどこいくき?」

颯天「いやぁ…散歩?」

結衣「そ、じゃあ。散歩は止めて八雲さんを起こしてきて。寝てないかもしれないけど朝食の準備が出来たそうだから。」

颯天「俺が行くより。結衣ちゃんのが…」

結衣「早く行け。」

颯天「へーい…」

結衣「ちゃんと連れてくるのよ。」


~移動中~


コンコン…コンコン…

颯天「ボス、起きてますか?入りますよ」

カシャ…

匣「返事も待たずにレディの部屋に入るのは感心しないねぇ。剣の颯天くんと」

颯天「コイツは失礼しました。てっきりおやすみ中かと思いましてね」

匣「きひひ。それだと寝込みなら僕の部屋には自由に入っていいという事かな?それともお前みたいなガキにはプライベートなんかねぇよという意味かな?」

颯天「勘弁してくださいよ。」

匣「きひひ。別に怒ってはいないよ。ただどういう意味なのか明確な回答がほしいだけさ。僕は知りたがりだからねぇ。きひ、きひひひ」

颯天「はぁ…まぁ、アレですよ。結衣ちゃんが朝食の準備が出来たそうだから呼んでこいといわれましてね。」

匣「朝食ならもう済んだよ」

颯天「そこに盛ってあるサプリの錠剤?」

匣「これはおやつだ。朝食はこっち」

颯天「点滴で栄養を補給するのは止めましょうや」

匣「自動で体内を巡り、しっかり吸収される、無駄のない合理的な方法じゃないか」

颯天「見た目が超不健康なんですよ」

匣「きひひ、なら見なければいい。もしくは栄養液を緑とか紫にしてみようか?きひひ」

颯天「ちょ、本当に勘弁してくださいよ。連れてかないと俺が結衣ちゃんに怒られるんですから」

匣「それは大変だねぇ。」

颯天「だから、他人事やめてくださ……」

結衣「失礼します。(いつまで時間かけてるのよ。役立たずの愚図)八雲さん、食事の準備が出来ました。いきましょう」

颯天「(うわぁ…通り過ぎ様に睨まれて暴言はかれた)」

匣「やあやぁ、盾の結衣ちゃん。朝食はもう済ませてしまったよ。きひひ」

結衣「八雲さん。それは朝食とはいいませんし、ちゃんと服を着てください。そんな格好で風邪をひきますよ」

匣「点滴の中に抗生物質を混ぜれば平気だよ。それに僕の身体に興奮する特殊な趣味の人は居ないよ。きひひ」

結衣「そういう問題じゃないです。裸に白衣だけというのが問題なんです」

匣「ふぅむ……天才と呼ばれる秋宵月女子も服は着ないと言っていけれどね。きひひ」

颯天「とりあえず、俺はもういっていいですか?」

匣「待ちたまへ、剣の颯天くんは僕の車椅子を押す仕事が有るだろう。朝食には興味ないが従兄弟柏と話がしたいからね。運んでくれ。」

颯天「わかりまさたよ……とりあえず、なんか着てください。」

匣「めんどうだねぇ…」
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