ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】10

ーラスタ・ラヴ(12/26/夜)ー

紅「今年もいろいろあったよなぁ。」

千夜「なんで俺に振る」

紅「千夜ちゃんと俺ってけっこうかかわり合ってたじゃん」

千夜「ざけんな…」

悠「ちぇき~」

ともき「ども」

美喜「いらっしゃい」

悠「俺日本酒燗で、できれば毛布とかもほしいかも。あと暖房の温度を上げたりもしてほしい。」

美喜「帰りなさい」

悠「帰れとか酷いな。」

紅「よーす、悠。あのさー、千夜ちゃんが冷たいんだぜ~」

千夜「お前がウザいことほざくからだ」

悠「こっちは美喜に冷たくされてるよ。」

美喜「アンタが無茶ばかり言うからでしょ。」

ともき「痛み分けってところかな。」

澪「その使い方はおかしくないか?」

紅「それより、悠って忘年会したか?」

悠「いや、全然。」

紅「やらないか?」

悠「ウホッ……だが、断る。」

紅「え、なんで?」

悠「よし、やるかーっていったら何処でやるっていうつもりだった?」

紅「悠の家。」

悠「ぜったいそう言うと思った。」

紅「いいじゃん、なにがダメなんだ。なぁ千夜ちゃん?」

千夜「なんで、俺に振るんだよ…。」

紅「え、悠の家で忘年会したくね?」

千夜「知るかよ」

悠「やる前提みたいで話を進めるな。」

紅「なんでダメなんだ?」

悠「その場合飯とか割けとか全部俺が用意するパターンだろ。」

紅「会費は払うぞ?」

悠「会費もらっても準備やら片付けやらがめんどくさいんだよ!」

紅「ぶー」

悠「ぶーじゃねぇし。」

ともき「っか、紅は忘年会がしたいんじゃなくて悠の飯が食いたいだけじゃないのか」

紅「あはは。」

悠「あのなぁ…っか、俺じゃなくてもいいだろ。」

紅「なんていうか、悠と遊びたい。」

悠「いや、遊んでるだろ。」

紅「ラスタで駄弁るだけじゃん」

悠「楽しくないか?」

紅「いや、楽しいけど」

千夜「お前薬でも決めてるのか?」

ともき「コラコラ…」

紅「だってさぁ、悠って基本ともきとばっかり遊んでるだろ。」

悠「そうでもないよな?」

ともき「そうでもあるだろ…」

悠「ありっ?」

紅「俺とも遊ぼうぜぇ」

悠「でかい図体で抱きつくな……と思ったけど暖かいからしばらくそうしててくれ。」

紅「わかった。」

ギュッ…

千夜「お前らオメデタイ奴等だな…」

悠「そうかな?」

ともき「いちいち、俺に聞くな。」

紅「ん?クンクン…クンクン…」

悠「おほっ…ってなに匂い嗅いでる。」

紅「いや、なんかいい匂い。お腹好いてくる感じの」

千夜「なんだそりゃ…」

悠「……(千世子といい、紅といいコイツらは犬みたいな嗅覚してるのか?)」

紅「あー…なんか本気で腹減ってきた。」

悠「コンビニでも行ってこい。」

紅「一緒にいこーぜ~」

悠「休み時間トイレにいく女子か!」
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