ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】10

ー小鳥遊邸:悠の部屋(12/24/昼)ー

悠「はぁ~こたつ最高」

悠(女)「だな~。もう四月までここから出たくないや」

悠「だな~。」

コンコン…コンコン…

悠(女)「開いてるよ」
悠「開いてるぞ」

ガチャ…

海「ゆーぅ!メリクリやー!って、だらしな!?」

悠「おー、海。メリクリことよろ」

海「まだ年開けちゃうやろ」

悠(女)「とりあえず、寒いから閉めてくれ。」

海「ちょ、なんやねん。二人ともせめてこっちみて話してや!」

悠「無理。」

悠(女)「炬燵からでたら死ぬ。」

海「あほかー!クリスマスイブやで!」

悠「わしゃ、日本人じゃ。聖人なんぞ知らん。」

悠(女)「成人病なら知ってるけどな。」

海「あかんわ…」

翡翠「…どしたの?…」

海「翠~聞いてや、ゆーぅもゆぅねーも炬燵から出てこんのやで!」

翡翠「…チラ…」

悠「入るか?」

翡翠「…コクコク…」

悠「ん、おいで」

ススッ…ピトッ

翡翠「…ほかほか…」

海「あ!翠、ずるい!って、そうやなくて!炬燵からでなや!」

悠「寒いから嫌だ!」

悠(女)「っか、あれだよ。もう来年まで小鳥遊悠の販売は終了」

海「なんやて!そんなん、うちとイルミネーションみにいったり、夜景の綺麗な場所で告白して指輪渡したり、初詣一緒にいって家庭円満のお守りお揃いで買う約束はどーなるんや!」

悠「そんな約束、爪楊枝の先ほどもしたことねぇよ」

星凪「あ、あの、お邪魔してます。今日はよろしくお願いします。」

悠(女)「なにが?」

星凪「えぇ…」

海「今日、うちら泊まるんや。」

悠「どこで?」

翡翠「…ここ…」

悠(女)「誰が?」

星凪「わ、私たちがです」

悠「なんで?」

海「クリスマスイブやからや!」

悠「理由になってねぇし。」

海「細かい事はええやん」

悠「じゃあ、俺はクリスマスイブだから、部屋にこもるわ。」

悠(女)「あーしも~」

海「クリスマスイブ関係ないやん!」

悠(女)「海がいったんだろ。」

海「うぅ~」

真桜「おい、あんまり子供を泣かすななの」

海「だれがお子さまやねん!」

真桜「なんだ、夏あたまにいってたのかなの。どんどん泣かせてやれなの」

海「いっぺん話つけなあかんみたいやなぁ?」

真桜「悠、お前出掛けるとかいってなかったかなの」

海「無視すんなや!」

悠「あー…そうだった。あー出掛けたくないなぁ。はぁ…」

楓子「師匠、ご同行しましょうっすかやよ」

悠「俺は王様(タカシ)じゃないんだ護衛も警護もいらん。よいしょ……お前も張り付くなよ」

影子「……(バレてたか)」
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