ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】

ーラスタ・ラヴー

森下「崇くんに、氷室くんに、小鳥遊くんか…うん、うん!これは、スゴいコラムが書けそうだ。」

禅「それは…やめて…おいた…ほうが…いいですよ。」

森下「え?どうして?」

禅「崇さん…が…一応…許可を…して…るから…俺たち…は…今回の…コラム…に…協力…しています…ですが…勝手に…氷室…さんや…悠さん…の事を…書けば…俺たちの…協力圏内を…超えます…。」

森下「それじゃあ…この事を書くとしたら」

禅「氷室さん…と…悠…さんに…許可を…取っておく…のが…妥当ですね…。」

森下「そうかぁ。じゃあ…その話は置いといて…崇くんがキングと呼ばれてる理由はわかるかな?」

禅「通り名…称号…という…のが…表向き…ですが…実は…紅…さんが…関係して…ます。」

森下「紅君が?けど、彼は知らないっていっていたよ。」

禅「えぇ…本人は…知らない…はずです。」

森下「いったい何が?」

禅「ふふ…実は…ですね…。昔は…崇さん…の…事を…呼び捨てに…する…輩が…多かったん…ですよ…。まぁ…殆どが力の…差が…解らない…様な…奴ばかり…ですが…その…度に…紅…さんが…軽くムカついて…全員血祭りに…あげましてね…」

森下「ち、血祭り…」

禅「まぁ…崇さんは…気にしない…というか…そういった奴等は…無視なんですが…紅さんに…やられた輩は…怒りに触れて…命令を…出したと…考えた…らしく…巷では…『王の勅命』と噂…され。それが…そのまま…通り名に…なりました。」

森下「じゃあ…キングっていうのは名乗って着いた訳じゃなく自然と呼ばれだしたんだ。」

禅「はい…そうなり…ますね…。まぁ…二つ名や…通り名…なんて…物は…自然に着くもので…自分で…名乗るものじゃ…無いですから」

森下「はぁ~…なるほど。じゃあ、崇くんを呼び捨てに出来る人はいないのかい?」

禅「いえ…わりと…居ますよ…。氷室…さん、悠さん…六花さん…鈴猫さん…瓦谷さん…ですね。いずれも…崇さんが…気に入って…いる…人達…ですね」

森下「また、知らない人の名前が出てきたね。」

禅「友好…関係が…広い…人…ですから…。」

森下「ふむ…。ちなみに、禅くんから見て崇さんの強さってなんだい?」

禅「人間を…超えた…存在…ですね…。」

森下「じゃあ、もし、闘ったら勝ち目はゼロかい?」


禅「はは…タイマン(一対一)なら俺は…例えマシンガンを…持ってても…闘いたく…ありません。一秒も…持たない…ですよ」

森下「…勝てる人は…いない?」

禅「……俺には……わかりま…せんが……そーゆ事は…悠さん…に聞けばいいかも…知れませんね…。」

森下「小鳥遊悠くんに?」

禅「えぇ…いい人ですよ…」
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