ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】10

ーラスタ・ラヴ(12/16/夜)ー

悠「ちぇき」

澪「お、噂のご仁が来た。」

悠「あー?」

ともき「彼女と秋葉原でデートしてたらしいな」

悠「え、え、誰が誰が?摩耶か!それとも…」

ともき「……」

澪「……」

美喜「アンタよ」

悠「……俺?」

美喜「YOU」

悠「…………ちょっと待てよ。…………ダメだ身に覚えがない。」

ともき「なんかマジっぽいな」

澪「やっぱり見間違いか」

悠「あーけど、秋葉原には確かにいったぞ。ちょっとした知り合いとブラブラ遊んでた」

ともき「お前は学校サボってそれかよ」

悠「誉めるなよ」

ともき「誉めてねぇし」

澪「それ男とか?」

悠「いんや、気難しい女性とだ」

澪「デートじゃん」

悠「そんな色っぽいもんじゃないって。PSPが壊れたからソレを買いにって呼び出されただけだし」

ともき「それはデートじゃないのか?」

悠「いや、まぁ名目デートでもいいんだけど。知り合い以上友だち未満と言われてるからな。一切の冗談抜きで」

ともき「本当にどんな関係だよ。」

悠「わしゃもよーわーらん」

ともき「……あ、そうだ。翡翠ちゃんに会ったか?」

悠「いや、なんで?」

ともき「お前に話があるってさ。」

悠「ふぅん…じゃあそのうち段取りつけとくわ。」

ともき「早めにしとけよ」

悠「善処する」

澪「っか、今ここで電話したらいいんじゃないか?」

悠「携帯持ってない。」

ともき「またかよ…。お前本当に携帯不携帯の癖直せよ。」

悠「だって~…携帯持ってたら出なきゃいけないじゃん」

ともき「それが携帯の有るべき姿で役割だからな。」

悠「じゃあともきが側に居てくれ。」

ともき「……は?」

美喜「新しいパターンの告白ね」

ともき「なんで、そうなる?」

悠「だから、俺の電話とか全部受けてマネージメントしてくれ」

ともき「お断りだ!」

悠「ちぇ…」

ともき「お前普段メールとかたまりまくりだろ。」

悠「適当に見てるよ。返信するかどうかは別だけど」

ともき「はぁ…」

悠「携帯に依存するとろくなことがないぞ?」

ともき「悠はもう少し依存っか、機能させろ」

悠「音楽プレーヤーとしては一流だぞ。まぁ、iPodのが優秀だが」

ともき「……悠、来年の豊富決めてるか?」

悠「いや、全然。」

ともき「携帯を携帯するにしとけ」

悠「無理だな」

澪「諦め早いな…」

悠「ってもなぁ……あっ。」

ともき「なんだ?」

悠「携帯持ってた。尻ポケットに入ってるはこれ」

ともき「携帯を持ってたことすら忘却かよ…」

美喜「携帯、必要ないんじゃないコイツ」

悠「美喜、正解。」


ともき「お前の答えが不正解だよ…」

悠「参ったねこりゃ。」

澪「反省してないな…」
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