ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】10

ーラスタ・ラヴ(12/15/夕)ー

紅「うーっす。」

美喜「いらっしゃい」

翡翠「…ペコ…」

ともき「よっす」

紅「おう、ともきに翡翠の子猫ちゃん。今日は悠抜きか?」

ともき「学校にすら来てないぜ、あの野郎」

紅「いつもの事じゃね。」

ともき「いや、普段学校には来るんだよ。授業には出ないけど」

紅「あんま変わんないな。」

ともき「まゆの機嫌が変わる」

紅「坂神の子猫ちゃんか……てゆーか、翡翠の子猫ちゃんはなんで居るんだ?」

ともき「俺が帰ってるときにたまたま会ったんだ。なんか悠の家にいったけど、居なくて帰ろうとしてたらしい」

翡翠「…コクコク…」

ともき「それでここなら居るんじゃないかって連れてきてあげたんだ。」

紅「けど、居なかったと?」

澪「今日は来てないな」

翡翠「…ざんねん…」

ともき「なにか用事があったのか?」

翡翠「……」

紅「おや、だんまりだな。」

翡翠「…くりすます…いっしょしたい…」

紅「?」

ともき「あぁ、クリスマスに悠と一緒に居たいと」

翡翠「…コク…」

紅「おー、二人で過ごしたいなんて翡翠の子猫ちゃん。やるなぁ~」

翡翠「…!?…フルフルフルフル…」

紅「え、めっさ首横に振ってる」

翡翠「…ふたりきりちがう…うみとなぎもいっしょ…」

紅「なんだ全員でか」

美喜「アンタはなんでガッカリしてるのよ」

紅「いやぁ、悠と翡翠の子猫ちゃんがデキるのは悪くないと思って。翡翠の子猫ちゃんは普通に可愛いから悠も喜ぶんじゃないか?」

翡翠「…ポッ///…」

ともき「ゆでダコより赤くなったな」

戌塚「ちょりーっすだぞと」

千夜「……」

ともき「あ、戌塚君に千夜。」

紅「ちぇき」

戌塚「なーなーなー、さっき面白いの見たぞと。」

千夜「……」

紅「なにをだ?」

戌塚「アニキが超のつく美人と秋葉原でデートしてたぞと」

翡翠「…でーと?…」

千夜「確証がある訳じゃねぇけどな。後ろ姿が似てただけで」

ともき「悠のデート云々も気になるけど、二人が秋葉原に居たってのが驚きなんだけど」

千夜「偵察だ。あっちの「摩耶」「金剛」の様子を見に行こうとしただけだ。まぁ、空振りだったが」

ともき「あぁ、なるほど。じゃあ、問題の悠らしい人影は?」

千夜「あぁ…昼間だったな。後ろ姿しか見てねぇが、あのバカみたいな髪の長さは悠の様な気がしたって話だ。」

戌塚「ツレは横顔だけでも超美人だったんだぞと。あと髪型がすごかったぞと」

紅「髪型?」

戌塚「お前見たなオサゲ。けど、一本、一本が超長くてそれが九本もあったんだぞと」

紅「へぇ、なんだかんだで悠も隅におけないな」

千夜「アイツは隅にも何処にも置ける奴じゃねぇよ」

翡翠「…でーと………」

千夜「ま、デートかどうかは知らねぇけどな。誠のバカが騒いでるだけだ。」
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