ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】10

ー秋葉原(12/15/昼)ー

悠「よっ」

神姫「……」

悠「え、なに?」

神姫「呼び出した私がいうのもなんだけど、学校は?」

悠「サボりだけど」

神姫「堂々と言い切ったわね」

悠「神姫だって大学あるだろ。」

神姫「単位は十二分に余ってるし、私は優秀だから問題ないわ。」

悠「ワァ、サスガデスネ」

神姫「……」

スッ…

悠「待て待て、すぐにそうやって龍剄を撃とうとするのは神姫の悪い癖だぞ。弱いものいじめ良くない」

神姫「やられる方に原因があるのよ」

悠「なんだその虐める奴も虐められる側にも原因があるみたいな言い方は。」

神姫「実際そんなもんでしょ。」

悠「手厳しい奴だな。」

神姫「……」

ピッ…ドンッ!!

悠「ガハッ!?な、なんで…」

神姫「いま、「奴」っていったでしょ。私たちのルールは?」

悠「なまえでよびあうことです…」

神姫「よろしい。」

悠「はぁ…んで、今日は池袋じゃなく秋葉原の理由は?」

神姫「昨晩PSPが壊れたのよ。それで買いに来たわけ」

悠「なるほど、差し支えなかったら壊れた原因は?」

神姫「なんで。」

悠「俺の知り合いに禅ていうのがいる。場合によったら直せるかもしれない。」

神姫「無理よ。水没したから」

悠「水の中に落としたのか?あ、洗濯しちまったとか」

神姫「違う。お風呂で落としたの。」

悠「あー…」

神姫「なに、お風呂にゲーム持っていくなっていいたいの?」

悠「いや、俺も経験あるからよくわかる。」

神姫「悠と同レベルって…」

悠「知ってたけど神姫って失礼だよな。」

神姫「素直なだけよ」

悠「ハハハ、シンキサンノソーユートコロ、スキデスヨー」

神姫「……」

悠「ん?」

神姫「バカなこといってないで行くわよ。」

悠「あ、ちょい待ち。」

神姫「なに?」

悠「俺、PSPの色変えに一台買ったばかりだから、前のが余ってるんだ。どうだ?」

神姫「なにが?」

悠「よかったらやるよ。」

神姫「そんなの貰えないわよ。いくらなんでもタダでは貰えない。」

悠「まぁ…いらんもん無理に押し付けてもしゃーないし……あ、なら買わないか?」

神姫「いくら?」

悠「じゃあ1050円でどうだ?」

神姫「そんなんでいいの?」

悠「使い込んでるし、1050円あればエロマンガかエロ同人誌買えるしな。」

神姫「おい……まぁ、いいわ。じゃあ、買わせて。」

悠「まいどあり」

神姫「いつ持ってこれる?出来たら早めがいいんだけど」

悠「ほい。」

神姫「あるんだ…」

悠「なー、神姫ってなんのゲームしてんだ?」

神姫「イロイロね。」

悠「モンハンは?」

神姫「やるわよ。」

悠「あ、じゃー今度一緒にやろうぜ。俺、いま頭からやってるんだ。」

神姫「いいわよ。」

悠「よし、じゃあ今からどうする?」

神姫「……」

悠「ん?」

神姫「なんでもない。」
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