ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】9

ーラスタ・ラヴ(12/9/夕方)ー

悠(女)「ちぇき、寒い!」

美喜「いらっしゃい。寒いならもうちょっと厚着したら」

澪「ツナギ一枚じゃなぁ…」

悠(女)「中はけっこう着てるんよ?」

澪「シャツだろ。」

悠(女)「いや、ブラのみだが?」

美喜「ブラは防寒具じゃないし、厚着になってないから」

悠(女)「マジか…」
美喜「はぁ…」

悠(女)「ん~…はあっ…寝ていい?」


美喜「どうしていきなり眠ろうとするのよ。」

悠(女)「あのね、ここのね、ソファがね、とってもふかふかで気持ちいいの。でねでね、お店の空調が丁度よくてねすぐにオネムになるの」

美喜「なに幼児化してんのよ」

悠(女)「あったかいと脳が緩むんだ」

澪「寒いままのがいいんじゃないか?」

悠(女)「あーしに死ね……と?」

澪「寒さ=死に直結かい」

悠(女)「あーしの寒さ耐性は文字道理マイナスだぜ」

美喜「上手いこといったつもり?」

悠(女)「zzz…」

澪「寝るな!!」

悠(女)「なんでだよ!!」

澪「それについて一から説明が必要か?」

悠(女)「してもらわないと分からないな」

澪「……俺はお前の取り扱い説明書が欲しいよ」

美喜「もう、ほっておきなさい」

悠「ちぇき」

水仙「よいしょ…はぁ、階段きついねぇ」

悠「仙バァ歳なんじゃね」

水仙「ババァいうじゃないさね」

美喜「いらっしゃい。悠、おめでとう」

悠「あー?」

美喜「素敵な彼女ができて」

悠「俺も守備範囲は広い方だがババァはちょっと…」

水仙「だから、ババァいうな」

サクッ…

悠「ノゥ!!!!!!!目がー!!メガーーー!!」

悠(女)「うわーー!自分が刺されてるみたいで痛い!!」

美喜「うるさいなぁ」

水仙「ったく、本当に失礼な孫だよ」

悠「失礼なのはジジイ譲り、良いところは母さん譲り」

澪「オヤジさんは?」

悠「さぁ…親父は…なんだろうな」

水仙「私もアンタの親父は苦手だね。今でも好きになれないよ」

悠「……」
悠(女)「……」

水仙「けど、認めてはいるんだよ」

悠「なんで?」

水仙「もし否定しちまえば…私の娘も、アンタら孫も否定しちまうことになるさね」

悠「仙バァ……」

悠(女)「バアさん…」

水仙「だ~か~らぁ~ババァいいなさんな!!」
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