ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】
ーラスタ・ラヴー
宮塚「…森下さんか?」
森下「はい。そうですが…そういう君が…」
宮塚「……宮塚です。」
森下「そうか!よろしくお願いするよ。それじゃ…まずは自己紹介から…」
宮塚「ファッション雑誌・ロードのコラム担当記者。虎狗琥さんに取材を断られて俺らから話を聞いている…。伝達は通ってるので無駄な話は抜いてください。」
森下「あ、あはは…。すまない。じゃあ早速なんだけど…Sウルフ、つまりは君たちのチームの事を深く知っているらしいね。」
宮塚「……」
森下「宮塚くん?」
宮塚「…それは、誰から?」
森下「炎銃くんからだけど。あと、細かいことは宮塚君に聞けっていわれたよ。」
宮塚「……」
森下「どうかしたかい?」
宮塚「…アイツが言ったのは適当です。詳しい事を聞きたいなら別の人にしてください。じゃあ。」
森下「え、ちょ…待った!」
美喜「宮塚。ちょっとは何か話したげなさいよ。」
宮塚「……」
澪「スプリッツァー奢りですから。」
スプリッツァー
5度中口ビルド
白ワイン60ml
ソーダ適量
氷を入れたワイングラスに冷えた白ワインを注ぎ、冷えたソーダで満たして軽くステアする。
美喜「スプリッツァーの語源はドイツ語の「シュプリッツェン(はじける)」からよ。ソーダの爽やかな喉ごしが白ワインをさらに飲みやすくするわ。」
宮塚「……はぁ。俺が知ることなんか炎銃達と変わりませんからね。」
森下「じゃあ…もし詳しい話を聞くとしたら誰がいいのかな?」
宮塚「本人」
森下「そ、それ以外では?」
宮塚「……。古かぶなら本郷、次いで禅だな。それ以上なら氷室……さんかな。」
森下「古かぶ?」
宮塚「俺や炎銃、紅はどちらかと言えば新参組。虎狗琥さんに一番古くからつるんでるのは本郷か禅って噂だ。」
森下「なんで噂?」
宮塚「氷室…さんが話してたからな俺にもわからない。そもそもSウルフというチーム自体、虎狗琥さんが作ったものなのかも不明だ。」
森下「んん?解らなくなってきたな。どーゆーことだい?」
宮塚「あの人は自分からチームなんかを創るタイプじゃないって事。」
森下「は、はぁ…それじゃあ、宮塚くんから見て崇くんの強さってなにかな?」
宮塚「…一言でいうなら天才ですね。」
森下「また、ハッキリしてるね」
宮塚「…単純じゃないですよ。格闘技や武器を操る技術に特化した奴ならいます。ですが…ただの一つも技を持たないから強い奴は居ません。」
森下「紅くんが言っていた鍛えないってことかい?」
宮塚「それもあります…が、もっと深い話です。例えば拳の握り方、脚の運び、蹴りの角度やスピード…どれか一つを変えるだけで威力や裁きが大きく変わります。」
澪「そうですね。より速く、より多く、より硬く進化させるから強くなれるし。」
宮塚「そう、それが普通だ。だが、虎狗琥さんはその努力が必要無い。熟練された空手家の突きを、ただ拳だけで砕き。絞り込まれたキックボクサーの蹴りを、ただの蹴りで折る。それが出来る人です」
宮塚「…森下さんか?」
森下「はい。そうですが…そういう君が…」
宮塚「……宮塚です。」
森下「そうか!よろしくお願いするよ。それじゃ…まずは自己紹介から…」
宮塚「ファッション雑誌・ロードのコラム担当記者。虎狗琥さんに取材を断られて俺らから話を聞いている…。伝達は通ってるので無駄な話は抜いてください。」
森下「あ、あはは…。すまない。じゃあ早速なんだけど…Sウルフ、つまりは君たちのチームの事を深く知っているらしいね。」
宮塚「……」
森下「宮塚くん?」
宮塚「…それは、誰から?」
森下「炎銃くんからだけど。あと、細かいことは宮塚君に聞けっていわれたよ。」
宮塚「……」
森下「どうかしたかい?」
宮塚「…アイツが言ったのは適当です。詳しい事を聞きたいなら別の人にしてください。じゃあ。」
森下「え、ちょ…待った!」
美喜「宮塚。ちょっとは何か話したげなさいよ。」
宮塚「……」
澪「スプリッツァー奢りですから。」
スプリッツァー
5度中口ビルド
白ワイン60ml
ソーダ適量
氷を入れたワイングラスに冷えた白ワインを注ぎ、冷えたソーダで満たして軽くステアする。
美喜「スプリッツァーの語源はドイツ語の「シュプリッツェン(はじける)」からよ。ソーダの爽やかな喉ごしが白ワインをさらに飲みやすくするわ。」
宮塚「……はぁ。俺が知ることなんか炎銃達と変わりませんからね。」
森下「じゃあ…もし詳しい話を聞くとしたら誰がいいのかな?」
宮塚「本人」
森下「そ、それ以外では?」
宮塚「……。古かぶなら本郷、次いで禅だな。それ以上なら氷室……さんかな。」
森下「古かぶ?」
宮塚「俺や炎銃、紅はどちらかと言えば新参組。虎狗琥さんに一番古くからつるんでるのは本郷か禅って噂だ。」
森下「なんで噂?」
宮塚「氷室…さんが話してたからな俺にもわからない。そもそもSウルフというチーム自体、虎狗琥さんが作ったものなのかも不明だ。」
森下「んん?解らなくなってきたな。どーゆーことだい?」
宮塚「あの人は自分からチームなんかを創るタイプじゃないって事。」
森下「は、はぁ…それじゃあ、宮塚くんから見て崇くんの強さってなにかな?」
宮塚「…一言でいうなら天才ですね。」
森下「また、ハッキリしてるね」
宮塚「…単純じゃないですよ。格闘技や武器を操る技術に特化した奴ならいます。ですが…ただの一つも技を持たないから強い奴は居ません。」
森下「紅くんが言っていた鍛えないってことかい?」
宮塚「それもあります…が、もっと深い話です。例えば拳の握り方、脚の運び、蹴りの角度やスピード…どれか一つを変えるだけで威力や裁きが大きく変わります。」
澪「そうですね。より速く、より多く、より硬く進化させるから強くなれるし。」
宮塚「そう、それが普通だ。だが、虎狗琥さんはその努力が必要無い。熟練された空手家の突きを、ただ拳だけで砕き。絞り込まれたキックボクサーの蹴りを、ただの蹴りで折る。それが出来る人です」