ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】9

ーラスタ・ラヴ(12/7/夕)ー

祭「うっす」

美喜「いらっしゃい」

氷室「おや?」

千夜「……」

祭「薫…テメェ……」

ジャキッ!ヒュッ…

千夜「……」

祭「おい、コラ誰の面に足先むけてんだ?ぁ?テメェも穴開けて欲しいのか?」

千夜「お前こそ誰に銃口向けてる……。蹴り殺すぞ」

美喜「ちょっと店の中で暴れないで」

氷室「こらこら、千夜くんもいけませんよ?」

祭「ちっ…」

千夜「……」

祭「美喜、カミュをトリプルでくれ」

氷室「澪くん、カミュをトリプルでいただけますか」
美喜「……」
澪「……」

氷室「おや…」

祭「ちっ、真似してんじゃねぇよ。くそ眼鏡。」

氷室「同時だったじゃないですか。」


祭「うっせ、黙れ。」

千夜「こいつ…」

氷室「やれやれ、すみません。カミュはやめて、バーボンでお願いします。千夜くんには炭酸水を」

澪「あ、はい…」

祭「けっ…」

氷室「ふふ。」

美喜「アンタらってさ……実は仲良くない?」

祭「美喜…お前でもキレるぞ?」

氷室「私としては友好的に接しているつもりなんですけどね」

祭「はぁ?」

氷室「っと、まぁ見ての通りです」

千夜「ソイツに十中八九原因があるんじゃないですか?」

祭「ちげぇ、そのくそ眼鏡の性格が悪ぃから気にくわない。」

氷室「あはは、そういわれましたら困ってしまいますね。」

澪「(ぜんぜん、困ってないな)」

千夜「ウゼェのはお前だろ」

祭「ざけんなよガキ。」

千夜「ぁ゛?」

氷室「ほらほら、千夜くんそんな態度をとるのは駄目ですよ。一応、祭さんも女性なんですから」

祭「な?腹立つだろ」

美喜「サラッと毒づくのよね。」

氷室「おっと、失礼しました。祭を女性扱いするのは間違いでしたね」

祭「あたりまえだ。」

千夜「やっぱコイツのが間違ってるな…」

氷室「ふふふ。ですが祭さんのような方と付き合うのも面白いですよ。竹を割ったようにさっぱりしていますし。まるで気を使わなくていいですから」

祭「死にてぇんだな…薫」

氷室「いやいや、本当のことをいったまでです。どうです?千夜くん、祭さんと付き合ってみるのは?」

千夜「絶対に嫌です」

祭「こっちが願い下げだボケ」

氷室「はぁ、皆さんロマンスがありませんね」

千夜「そういうのは勘弁してください…」

氷室「ふむ、やはり煽るなら悠さん辺りしか居ませんね。」

美喜「崇もそうだったけど、アンタら結構エグいわよ」

氷室「あはは。エグいだなんてちょっとした気配りですよ」

祭「普通にお節介っーじゃねぇか?」

氷室「言葉のニュアンスの違いですよ」

千夜「氷室さん、そろそろ……」

氷室「おっと、時間ですか」

祭「なんかあんのか?」

氷室「えぇ、今日はちょっと忘年会です」
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