ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】9

ー小鳥遊邸(広間)(12/3/昼)ー

悠(女)「はぁ~炬燵サイコーもう無理だわ。こっから出られねぇわ。」

真桜「片割れは出たきり、片方は炬燵に寄生……なの」

悠(女)「何をいわれよーと、あーしはこの中から出ないぞ!」

真桜「本当にどうしょうも無い奴だななの」

駒狸「ゆう(女)さん、ミカン食べます?」

悠(女)「剥いて食べさせてくれるなら」

駒狸「はい、わかりました。」

真桜「コラなの。雷果、甘やかすななの」

楓子「師匠(?)よかったら腰でもおもみしましょうっすかやよ」

悠(女)「加減なしにやりそうだからしなくていい。っか、(?)ってなんだよ。」

楓子「いや、私の師匠は悠師匠であって、ゆう(女)さんは違うじゃないっすかやよ…」

悠(女)「妙なところが硬いなお前は…」

駒狸「ミカン剥けました……って、あれ?」

影子「ムシャムシャ…」

悠(女)「くぉらぁ!カゲコ!あーしのミカンに手を出しやがったな!」

影子「アンタのじゃなく、駒狸が剥いたミカンだし。」

悠(女)「やかましい!敏感なところに舌這わしてやるからこっちこい!」

影子「バカじゃねーの。行くわけないし」

悠(女)「く、あーしが動けないのを良いことに…」

要「炬燵から出たら良いだけだよな。」

悠(女)「ヤダ。」

駒狸「新しいの剥けましたよ」

花描「いただきます。」

駒狸「はい。どうぞ」

悠(女)「待てあーしに剥いたんじゃないの!?!」

駒狸「あ…そうでした。」

花描「いいじゃん。皆のミカンだろ。」

悠(女)「ミカンは皆のかもしれないが、動けないあーしにとっては剥いてくれたミカンは特別なんだよ!」

要「だから、炬燵から出て自分で剥いたらいいじゃん…」

悠(女)「ヤダっだろ!」

要「ダメだこいつ早く何とかしないと…」

真桜「はぁ、炬燵を出したのは失敗だったかもしれないなの」

影子「あんま関係ないとおもうよ。アイツの部屋にも炬燵あるし、上か下かで寄生するだけっしょ」

真桜「……というか、カゲ女お前は悠に張り付いてたんじゃないのかなの。」

影子「か、カゲ女…」

楓子「師匠が邪魔だから来るなと釘をさしたっすやよ。」

真桜「ちっ、使えんやつなの」

影子「うっせーな!あたいは柏さんの命令以外聞かねーっての!フン!」

パッ…

楓子「あー…真桜さん、あんまりカゲコさんを怒らさないでくださいっすやよ。師匠にカゲコさんを見張るように言われてるのにやよ…」

真桜「知ったこっちゃねーなの」

悠(女)「駒狸さん、ミカンまだ?」

駒狸「はい、ちょっと待ってくださいね。」
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