ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】
ーラスタ・ラヴー
美喜「どうぞ。ハーバードです。」
ハーバード
25度中口ステア
ブランデー30ml
スイートベルモット30ml
アンゴスチュラビターズ2dashes
シュガーシロップ
材料をミキシンググラスでステアして、カクテルグラスに注ぐ。
澪「芳醇なブランデーにベルモットとビターズの香草と薬草フレーバーをきかせた、ほんのり甘口のスパイシーカクテルです。」
森下「これはどうも。いただきます。」
美喜「いえ、では、ごゆっくり。」
澪「……(オーナー。あの人は?)」
美喜「……(月刊ロードって雑誌知ってる?)」
澪「……(は?まぁ、知ってますよ。俺もたまに読むし。男性向けのファッション雑誌ですよね。)」
美喜「……(そ、あれでコラムみたいなのを書いてる記者らしいわ。)」
澪「……(へぇ…って、なんでそんな人が?)」
美喜「……(どーゆー理由(わけ)かは知らないけど王様(崇)の独占取材を申し込もうとしたらしいのよ)」
澪「……(えぇ?!受けたんすか?)」
美喜「……(無い無い。崇は断ったわ。けど、あの記者は引き下がらなかったの…それで、崇は受ける気が無いから仕方なく代役を用意したわけ。)」
澪「……(成る程…代役は紅さんか。)」
森下「それでは、今回はよろしくお願いするよ。」
紅「いいっすけど。俺、ファッションなんかは解りませんよ。」
森下「僕のコラムはそういった内容じゃ無いんだよ。この街の話…この街の今を書き留めるんだ。」
紅「はぁ…よくわかんないですが、それで俺は何を話せば?」
森下「単刀直入に君は誰がこの街で一番強いと思っているのかな。」
紅「…なんの冗談で?」
森下「いや、本気だよ。この街で常に最新で最高の話題は実のところファッションでも音楽でも女でも食い物でもなく…強さ。なんだよ。うちの雑誌のファンの多くからタレコミがあってね特に西口にはオシャレ且つ強い男が居ると。名前は虎狗琥崇。」
紅「あのさ、興味本意だけで関わると…アンタ死ぬよ。」
森下「興味本意だけというのは記者への偏見だ。僕はね純粋に知りたいんだよ最強と言うものをね。やっぱり君も虎狗琥君が最強だと?」
紅「勿論。唯一無二だ。」
森下「結構、結構。いいね。ぜひその理由を聞きたいんだけど…やっぱりチームのデカさかい?それとも残酷で恐ろしいとか?」
紅「ぷっ…ふふ、あっはっは。」
森下「な、なにか変なことをいったかい?」
紅「い、いやぁ…記者さんが大きく勘違いしてるから。」
森下「勘違い?」
紅「恐怖や人力じゃない。もっとシンプル小細工無しの真っ正面からの腕っぷしですよ。」
森下「腕っぷし…暴力的という意味かい?」
紅「いやいや、むしろ…あれですね。超我慢強いって感じです。」
森下「わからないな。我慢強い腕っぷしってなんだい?」
紅「分かりやすくいうなら…徹頭徹尾非の打ち所も否定のしようもない強さ…ですかね。自身が強者と自覚しているだからその他一切が弱者…故に我慢出来る。同じ目線に立つ相手以外に手を出さないってことです」
美喜「どうぞ。ハーバードです。」
ハーバード
25度中口ステア
ブランデー30ml
スイートベルモット30ml
アンゴスチュラビターズ2dashes
シュガーシロップ
材料をミキシンググラスでステアして、カクテルグラスに注ぐ。
澪「芳醇なブランデーにベルモットとビターズの香草と薬草フレーバーをきかせた、ほんのり甘口のスパイシーカクテルです。」
森下「これはどうも。いただきます。」
美喜「いえ、では、ごゆっくり。」
澪「……(オーナー。あの人は?)」
美喜「……(月刊ロードって雑誌知ってる?)」
澪「……(は?まぁ、知ってますよ。俺もたまに読むし。男性向けのファッション雑誌ですよね。)」
美喜「……(そ、あれでコラムみたいなのを書いてる記者らしいわ。)」
澪「……(へぇ…って、なんでそんな人が?)」
美喜「……(どーゆー理由(わけ)かは知らないけど王様(崇)の独占取材を申し込もうとしたらしいのよ)」
澪「……(えぇ?!受けたんすか?)」
美喜「……(無い無い。崇は断ったわ。けど、あの記者は引き下がらなかったの…それで、崇は受ける気が無いから仕方なく代役を用意したわけ。)」
澪「……(成る程…代役は紅さんか。)」
森下「それでは、今回はよろしくお願いするよ。」
紅「いいっすけど。俺、ファッションなんかは解りませんよ。」
森下「僕のコラムはそういった内容じゃ無いんだよ。この街の話…この街の今を書き留めるんだ。」
紅「はぁ…よくわかんないですが、それで俺は何を話せば?」
森下「単刀直入に君は誰がこの街で一番強いと思っているのかな。」
紅「…なんの冗談で?」
森下「いや、本気だよ。この街で常に最新で最高の話題は実のところファッションでも音楽でも女でも食い物でもなく…強さ。なんだよ。うちの雑誌のファンの多くからタレコミがあってね特に西口にはオシャレ且つ強い男が居ると。名前は虎狗琥崇。」
紅「あのさ、興味本意だけで関わると…アンタ死ぬよ。」
森下「興味本意だけというのは記者への偏見だ。僕はね純粋に知りたいんだよ最強と言うものをね。やっぱり君も虎狗琥君が最強だと?」
紅「勿論。唯一無二だ。」
森下「結構、結構。いいね。ぜひその理由を聞きたいんだけど…やっぱりチームのデカさかい?それとも残酷で恐ろしいとか?」
紅「ぷっ…ふふ、あっはっは。」
森下「な、なにか変なことをいったかい?」
紅「い、いやぁ…記者さんが大きく勘違いしてるから。」
森下「勘違い?」
紅「恐怖や人力じゃない。もっとシンプル小細工無しの真っ正面からの腕っぷしですよ。」
森下「腕っぷし…暴力的という意味かい?」
紅「いやいや、むしろ…あれですね。超我慢強いって感じです。」
森下「わからないな。我慢強い腕っぷしってなんだい?」
紅「分かりやすくいうなら…徹頭徹尾非の打ち所も否定のしようもない強さ…ですかね。自身が強者と自覚しているだからその他一切が弱者…故に我慢出来る。同じ目線に立つ相手以外に手を出さないってことです」