ｰ小鳥遊邸ｰ

悠「ただいま。」

ﾁｬｷ…

要「そのまま両手を頭の上に回して壁に向け。」

悠「え、えぇ…なにごと？要くん？帰ってきた家主の頭に銃突き付けるってここは日本ですよ？」

楓子「けど、ラスタに居るときでも炎銃さんによく銃突き付けられてるっすやよ。」

悠「やかましいわ。っか、助けろよ！」

要「シャラップ！」

悠「えぇ…とりあえずさ、ナンデワタシハコンナコトサレテルノ？」

要「自分の胸に聞いてみろ…」

悠「……あぁ、あれか皆に黙って夜な夜なおしるこ食ってることか？」

楓子「そうなんっすかやよ！？」

要「違う。」

悠「……あぁ、真桜に黙って新しいファンヒーターを購入したことか？」

真桜「初耳なの」

要「違う」

悠「……あぁ、何度いっても洗濯物出しやがらないから纏めてカゲコの服洗濯したことか？」

影子「んなっ…！？あ、あた、あたいの服をかってに！」

要「違う」

花描「なに、ピエロくん、暴露大会してるんだ？」

悠「だなぁ、このままだと無駄に反感買いそうだから説明してくれないか？」

真桜「既に遅いなの」

悠「コホン。」

要「乱から電話があった。」

悠「乱ちゃんから？」

要「あぁ、悠となのはちゃん、フェイトちゃんがデートしてたと」

悠「zzz…zzz…」

要「……」

ﾊﾞｽﾝｯ!

悠「あぶね！？」

要「今すぐ死ぬか、弁解して死ぬか、選ばしてやる。」

悠「結局死ぬやん！」

要「ロリコン野郎は死ぬべきだ。」

悠「お前に言われたかねぇし！」

要「あぁん！？」

ﾁｬｷ

悠「非武装の人間に銃向けるいくない。」

駒狸「あ、あの話し合いで解決を…」

要「そうだな。遺言は聞いといたげよう。」

悠「だから、誤解だってたまたま一緒に散歩したのと、たまたま一緒に談笑してただけだ」

花描「それ、ぞくにデートっていうんでねぇの？」

楓子「ですっすねやよ。」
悠「ちがわい！」

要「足とかから撃っとくか…」

悠「やめいっとろうが！」

悠(女)「ただいま」

花描「カゲコちゃん、その時張り付いてなかったのか？」

影子「付いてたよ」

花描「どんな話してた？」

影子「えと、お菓子の話とかしてた」

花描「は？」

悠「いや、なのはとはケーキにあう紅茶とかの話で盛り上がって、フェイトとは普通に好きな物の話とかで盛り上がっただけで…」

要「そうか、そうやってたぶらかしてるのか。この野郎は…」

悠「なんもたぶらかしてねぇし！普通に誰とでもそういう話するし！」

ﾋｭ……パァンッ！

悠(女)「龍剄気孔･弾針勁(弱)」

悠「グベッ！？」
要「グッ！？」

ベキキキッ！

悠(女)「帰って早々玄関でギャーギャーうるさいんですよこの野郎どもは。」

真桜「おかえりなの」

悠(女)「まったく、なにバタバタやってんだか」