ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】9

ーラスタ・ラヴー

悠「たまには変わり種のカクテルが飲みたいな」

美喜「変わり種って…ジンを湯割りとか?」

澪「カットレモンも沈めて、軽く塩塗るとか?」

悠「たぶん飲みにくいし、それなら焼酎で湯割りでいいだろ」

ともき「たまにはアルコール抜いたらどうだ。」

優日「あはは、ともき君。面白いね。それじゃあジュースになっちゃうよ?」

ともき「面白い事いったつもりはないし、ジュースでいいだろ…」

優日「ちょびっとはアルコールインがいいかな。」

花描「優日ちゃんも好きだなぁ」

優日「えへへ。」

悠「というわけで変わり種のカクテルを四人分もらえるか」

美喜「……野菜ジュースを焼酎で割ってみる?」

悠「……野菜ジュースの色は?」

美喜「緑」

悠「いや、それはやめておこうぜ」

優日「健康を考えつつアルコールが楽しめるね」

ともき「いや、違うだろ」

優日「え?」

悠「じゃあ飲みたいか?」

優日「悠が先に飲むならいいよ。」

悠「遠慮します」

花描「あんがいハマるんじゃないか?」

悠「無理だって」

澪「それで結局どうするんだ?」

悠「野菜ジュースカクテル以外でなにか暖まるのをください」

澪「もう、話しは戻して焼酎の湯割りでいいよな」

ともき「そうだな」

美喜「あ、変わり種あったわ。少し待って」

花描「野菜ジュースは勘弁してくれよ」

美喜「そんなんじゃないわよ……はい、出来た。」

悠「黒ビール?」

優日「湯気出てるね」

美喜「ホット黒ビールガムシロイン。なんかテレビでやってたの思い出したのよ。」

悠「ビールをホットにしちゃったか…っか、ガムシロ!?」

美喜「ここにスティックシュガーいれて…」

サアァァ…シュワワワ…

悠「何してくれちゃってんの!?」

美喜「シナモンスティックでかき混ぜて……はい、飲んで」

悠「ともき、どうぞ」

ともき「優日、いってみろよ」

優日「花描くん、はい。」↓
花描「ほら、ピエロ君暖まるぞ」

悠「やぁん、帰ってきた。」

美喜「飲んだって死にはしないわよ」

悠「じゃあ、先飲んでみ」

美喜「仕事中だから」

澪「あ、おれもだ」

悠「ズルいな、お前ら」

美喜「いいから飲みなさいよ。変わり種出せっていったのはアンタなんだから」

悠「わかったよ。飲みますよ……ズズッ」

ともき「どうだ?」

悠「……シナモンの香りに黒ビールの酸味、かなり甘いが……飲めないことはない」

花描「マジか。じゃあ、おれものも」

優日「コクコクッ……あ、確かに結構おいしい。」

ともき「けど、これもうビールじゃないよな」

悠「あぁ、ビールではないし。これならブラックコーヒーにシナモンスティックでいいと思う。」

美喜「そんな気はしてたわ。」

悠「うぉい!」
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