ｰラスタ･ラヴｰ

澪「……」

美喜「……」

デイジー「千夜様、なぜワタクシをお店の方へ案内してくださらないのデスか？」

千夜「てめぇが来るとろくなことがねぇし、ラーメンなんか食わねぇだろ。」

デイジー「NONO、ヌードルはよく食べマスワ。最高級の素材に拘ったトリュフヌードルを…」

千夜「日本から出ていけ」

デイジー「マタそんな、ご冗談ばかり。」

千夜「……」

朝露「失礼いたします。お嬢様、そろそろお屋敷の方にお戻りになりませんか？」

デイジー「千夜様がお店に連れていってクダさるまでここを動かないデスワ」

朝露「な、なんと…」

千夜「テメェが残ろうが俺は帰るけどな。」

デイジー「着いて行きマスワ！」

千夜「来んな！だいたい、なんの用があるんだよ。」

デイジー「それは勿論、千夜様のご家族に挨拶デスワ。やはり、千夜様を預かる身とシテハ、ちゃんとした…」

千夜「誰が誰に預かられてる。いいか、お前の鍛練指示は受けるが、俺の師は氷室さんだ。」

デイジー「ノープログレム。その氷室様にも挨拶をスレバ大丈夫デスワ。ほっーほっほっ。」

朝露「さすがお嬢様です。」

千夜「お前ら頭の中おが屑でもつまってんじゃねぇか？」

朝露「お嬢様への無礼は許さないわよ。」

デイジー「キリ、およしなさいデスワ。ワタクシのメイドたるものイカナル時もCOOLな淑女で居るものデシテよ？」

朝露「も、もうしわけございません……。」

千夜「つきあってらんねぇ…」

真桜「邪魔するぞなの。うちの鉄砲玉が来てないかなの」

美喜「あら、真桜ちゃん。いらっしゃい。」

澪「今日はどっちの悠も来てないぞ」

真桜「そうかなの…。本当にあの鉄砲玉は……」

デイジー「あらあらあら、真桜、なにかお困りデシテ？なら、この親友、親友のワタクシが力を貸してあげてもいいデスワよ？」

真桜「オールバック、お前は見てないかなの？」

千夜「いや、見てねぇな。さっきまで店でいたが顔出してこなかったし、どっか別のところうろついてるんじゃねぇか？」

真桜「行動範囲が広すぎて検討がつかないなの」

デイジー「デスから！この親友のワタクシが…」

真桜「どうにか連絡を取る方法知らないかなの。」

美喜「普通なら携帯にかけたらいいんだろうけど…」

真桜「それは無駄なの」

千夜「携帯不携帯だからな。あいつ…」

デイジー「デ～ス～か～ら～このワタクシが…」

真桜「仕方ない、次は男爵を見てくるなの」

千夜「なんか用事でもあんのか？」

真桜「今日の夕飯当番は悠なの」

千夜「…そうか」

デイジー「コラァ！真桜、さっきからどうして無視しマスの！」

真桜「……デイジー」

デイジー「は、なに？ナニかしら！お手伝いしてほしいそうでしょ！」

真桜「うるさいから静かにするか国外退去しろなの」

デイジー「真桜の冗談はいつも面白いデスワ。さ、行きマスワよ。キリ、真桜を背負って来なさいデスワ。」

朝露「はっ、秋宵月様。失礼します。」

真桜「話をきけーなの～」