ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】9

ーラスタ・ラヴー

悠「ち、ちぇきっ…」

禅「ど…も」

澪「どうした、やたら悠ボロボロだけど」

悠「禅とゲームしてた…」

美喜「もしかして昨日から?」

禅「有…意義な…時間…でした」

悠「俺もよぉ…ゲームだとある程度の奴には負けないと自負したんだけどなぁ…」

澪「なんだ、負けたのか?」

悠「全負けだよ禅だけに」

禅「いやいや…ギリギリ…でし…たよ。」

悠「格ゲーはともかくぷよやレトロゲーで負けるとは思わなかった…」

澪「そんな強いのか」

悠「可能な最高最善手で攻めてくる。正直パーフェクト神輿(ノーダメージで空中から下ろしてくれないこと)でやられたときは心が折れかけた」

禅「はは…けど…三回…しか…成功…し…ません…でした…から」

悠「全力で逃げたからな。」

美喜「てゆーか、結局ゲームに走ったのね。」

悠「ゲームばっかじゃねぇよなー。アニメイトいったりもしたし画材屋もいったし」

澪「画材屋?」

禅「トーン…や…スケブ…の…購入に…付き合って…もらい…ました」

悠「道具も沢山あるんだよな。びっくりしたわ」

澪「禅君はパソコン派じゃなかったけ?」

禅「手書き…も…しますよ……コピック…筆ペン…の…二本…」

美喜「よくわからないけど筆とかインクとかは?」

禅「あり…ません…と…いうか…使いません」

澪「できるもんなか?」

悠「コピックと筆ペンのメリットはスピードだから楽って意味ではできるんじゃないか?」

禅「稲葉…さんは…Gペン…や…丸ペン…つかって…ますけど…ね」

澪「あれはいかにも画材って感じがするよな。」

禅「なれて…きたら…Gペン…ひとつで…賄え…ます…けどね…ですから…俺は…まとめ…買い…せず…Gペン先…しか…買いません」

美喜「雑なの?」

悠「いや、それが案外いけるもんでな。要は描くときのちょっとした手の力の入れ具合で線に強弱をつけるからな。ちなみに俺がGペン使うと戻ってこない」

澪「戻ってこないって何が?」

悠「ジョンとステファニーだ」

美喜「ジョンとステファニー?画材?」

悠「いや、こう…あっちとこっちに行ったきりペン先(ジョンとステファニー)が」

美喜「ペン先が裂けるほど力入れて描くもんなの?」

禅「ペン使う…ときは…そんな…力入れる…必要は…ない…ですね」

悠「いや、やはり何事も全力でやる人間の方が好感度高くないか?」

ともき「どこに向かってるんだよ!っか、筆圧に全力ってなんだ!!」

澪「ともきがついに我慢できずにつっこんだ」

悠「まぁ、最悪ロットリングがあるし」

澪「ロットリングって?」

禅「マンガ…用の…道具で…はなく…製図用…の…ペン…です。均一…の…線(ライン)を…引く…ための…ものです。シンの…太さは…いろいろ…あります…が…0.1~0.3が…重宝…しますね」
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