ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】9

ーラスタ・ラヴー

悠「うぅむ。どうしたもんかな。」

六花「カラオケに一票。」

悠「お前もう帰っていいぞ」

六花「今来たところなんだけど。」

悠「俺も禅もカラオケはノーサンキュウなんだよ。」

禅「リッカ…さんの…歌を…聞く…のは…好き…です…けどね」

六花「お、歌おうかー?」
悠「なら、SKILLリクエストする」

六花「オッケー……って、いいたいけど何の曲?」

禅「JAM…Pro…jetc…です」

六花「わかんないなー」

ともき「あれ、リッカてそれ系解らないのか?たまに歌ってなかったか?」

悠「あれは俺のiPodから幾つか選曲したのを覚えさせたやつだ。アイツは基本JPOPかクラシックしか知らん。」

六花「気に入ったら覚えるけどねー。」

悠「それは置いといて、禅の事だよ。」

禅「あの…あまり…深く…考え…なくても…いいですよ。」

悠「いや、俺にも意地があるんだ。」

ともき「意地の張りかたがおかしい。」

悠「よし、じゃあともきの家にいってつかさとのイチイチちぇきちぇき話を暴露させるか」

ともき「矛先をこっちにむけんじゃねぇ」

禅「それは…面白…そう…ですね」

ともき「禅くん!?」

悠「よし、じゃあともきの家にいくか。酒をたっぷり持ち込んで」

ともき「出禁にすっぞ」

悠「やっぱり街を出歩かないとな」

澪「変わり身はや…」

悠「リッカ、お前ならどうエスコートする?」

六花「本屋とCDショップを適当に渡りながら、楽器屋いってブラブラしてゲーセン覗いたりする」

ともき「うっわ…悠とそっくり」

悠「うぅむ。まぁ、そうなるわな」

美喜「なんで?」

悠「俺らが街を歩く理由ってのは暇潰しなんだ。」

ともき「知ってるよ」

悠「けど、目的があるわけじゃない。」

澪「んん?暇潰しの目的があって散歩してるんじゃないのか?」

六花「違うよー。要はねー、適当にブラブラしてたらなにか暇潰しのネタが見つかるんだよー。」

ともき「見つからなかったら?」

悠「そのままブラブラして帰る。」

ともき「帰るのか?」

悠「まぁ、俺はラスタで飲んだりもするけどな。まぁ、ぶっちゃけそんな感じなんだよ。暇潰しを探すために暇潰しの散歩をする。別に見つからなくても暇潰しの散歩だから問題ないし」

ともき「何をいってるかわからなくなってきたな。」
悠「うん、俺もあんまりわかってない」

六花「あたしもー」

ともき「なんじゃそりゃ。」

悠「解らないことを考えるな。頭痛くならぁ。」

ともき「それはいいっての」

悠「まぁ、ということで禅。散歩付き合うか?」

禅「は…い…是非。」

悠「決定だな。カゲコ」

パッ!

影子「カゲコいうな!」

悠「話しは聞いてたとおりだ。今日は帰り遅くなるからと、真桜に伝えてくれ。」

影子「わかったわよ。」

悠「…お前便利だな。」
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