ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】9

ーラスタ・ラヴー

悠「ちぇき。」

崇「本当に来たぞ。」

悠「ぁーん?」

禅「お呼…び…立て…して…申し訳…ない…です」

悠「いや、いったい全体何事だ?」

崇「禅が休暇なんだ」

悠「ふむ。」

崇「ひとりだとアレだそうだから、暇潰しの相手になってやれ。」

悠「意味がわからん。」

崇「察しの悪いやつだな」

悠「ともき、解るか?」

ともき「えと、禅君は久しぶりに休暇になったけど、ひとりだとネットとかでしか時間を潰せないから、悠なら色々と時間潰しの方法があるんじゃないか……って、事かな。」

崇「察しのいい奴は解ってるじゃないか。」

悠「解るかぁ!っか、ともきはなんでわかった?」

ともき「お前との会話の方が難解な時があるし。」

悠「なんだとぉ」

崇「どうせ暇だろ。」

悠「……まぁ、暇だな。」

禅「悠…さん…さえ…良かった…ら…遊んで…もらえま…せんか?」

悠「まぁ…いいけど。じゃあ、飯でも食いに…」

禅「……」
↑菓子食主義

悠「飯は止めて呑みに…」

禅「……」
↑アルコールアウト

悠「食べる系は止めて、CDショップにでも…」

禅「……」
↑音楽は全てダウンロード

悠「本屋は…」

禅「……」
↑ダウンロード派

悠「げ、ゲーセン…」

禅「……」
↑この辺りのランキング総なめ

悠「……」

禅「……」

悠「オスティアに観光。」

ともき「諦めるな!素敵空間(ファンタジー)に逃げるんじゃない。」

悠「ちょ、ちょっと待てよこれは難題だぞ。あとは風俗くらいしか思い浮かばん」

ともき「お前バカだろ」

悠「割りとな。」

美喜「禅も禅だけど……本屋、CDショップ、ゲーセン、飲食系しか思い浮かばないアンタもどうなの?」

悠「俺の散歩ルートにはそういうのかしかないもん。」

澪「いやいや…」

ともき「悠の目には自分の好みの店しか映らないんだよ」

澪「なんて都合のいい目だ」

悠「歪んだ世界でまっすぐに生きてくためだよ」

ともき「違うだろ」

美喜「カラオケとかあるでしょ」

悠「歌わない二人がカラオケボックスに入ってなにするんだよ。」

禅「……」
↑聞く専門

ともき「禅君も歌わない派か?」

禅「歌わ…ないと…いうか…………曲に…声が…ついて…い…かない…んです。」

ともき「あ、ごめん…」

禅「いえ…気に…して…ません…よ。それに…俺は…歌え…なくても…歌って…くれる…方…がいます…から」

ともき「誰だ?」

禅「初音…ミク…」

ともき「ボーカロイドかい!」

六花「歌と聞いて、やってきました!宗方六花ですー!」

リッ~カン☆

悠「…無理すんな。」

六花「超恥ずかしい…死にたい…」

ともき「なにがしたいだ…」
37/100ページ
スキ