ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】9

ーラスタ・ラヴー

ともき「それで勝敗は?」

悠「10:0で亮の……乾杯(完敗)」

亮「うるへー」

ともき「はは、デコ強いんだな」

悠「まぁ、刀捌いて、懐に飛び込む……とか、考えてる時点でダメだよ。」

亮「他にどんな手があるっていうんだよ。っか、俺の狙いわかってたんだな」

悠「まぁね。抜刀相手に捌いてって考えがまずダメなんだ。抜かれる前にぶっ潰すくらいの考えじゃないとな」

要「そう簡単にはいかないだろ。確実に遠距離から攻めるのが得策じゃないか?」

悠「要ちんは飛び道具だからねん。」

ともき「っか、あの子はどした?」

悠「うん?」

影子「ムスッ」

ともき「姿が見えてるけどすごくぶっちょう面。」

悠「あぁ、どくれてんだよ。」

ともき「なんで?」

悠「なんか、ホットケーキ喰いたかったみたいなんだけどホットケーキミックス切らしててさ。作れなかったんだ。」

亮「代わりのプリンも俺は普通に美味かったけどな。」

花描「ピエロ君の家はいいな。三食美味くてオヤツつき。しかもかわいい子がいっぱい。」

悠「まぁ、誰かしらが飯は作るからな。」

要「悠かゆう(女)か、真桜ちゃんか、駒狸さんか…」

花描「俺はピエロ君とピエロちゃんの作る中華が絶品でいいな。」

悠「誉めるな。誉めるな。調子に乗って満会全席つくっちまうだろ。」

花描「こうやっておだてたら明日から毎食フルコースになるかも」

悠「本人に聞こえんところでいえ」

ともき「はは。」

要「なぁ、そろそろ、音無ちゃん構ったげろよ。」

影子「ムスッ」

悠「ふむ。ペットの躾は難しいな」

影子「誰がペットだよ!」

悠「カゲコ。」

影子「くっ~~!」

花描「カゲコちゃんは可愛いな」

美喜「あんた、可愛いって思う部分が間違ってるわよ」

ともき「ペットは止めてやれよ。」

悠「いやぁ…ワンコにしか見えなくてな。カゲコとデコは。」

影子「誰が犬だ!」

悠「後に着いてくるじゃん」

影子「柏さんの命令だらだよ!」

悠「なら、柏の狗だな。」

影子「うっ~」

ともき「虐めるなよ」

悠「すまん、根が正直だから。」

要「ないない。」

悠「しかしなぁ、コイツは最近張り付きすぎだからな。今だってデコを振り払って着いてきてる訳だし。」

影子「だから、アンタに張り付いてるのは柏さんの命令だっていってるでしょ。」

悠「ふぅん。」

ともき「もう少し優しくしてやれ。」

悠「優しくなぁ……頭でも撫でてやろうか?」

ナデナデ…

影子「……」

悠「アレ?」

影子「っ!ばっかじゃねぇの!ふんっ」

パッ…

悠「……わけわからん」

花描「ピエロ君は本当にピエロだなぁ。刺されるぜ?」

要「射たれるな。っか、射とうか」

悠「なんでやねん。」
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