ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】9

ー小鳥遊邸ー

悠(女)「パンプキンケーキできたぞ」

悠「こっちも、南瓜餡の饅頭完成」

悠(女)「さっすがにこの量を作るのは時間がかかるな。」

悠「まぁなぁ。ホットケーキミックスも薄力粉も全部使いきったし。」

悠(女)「あー肩凝ったぁ。おーい、要ちん揉んでくれ。あ、胸じゃなく肩な。」

要「女子高生の胸なんか揉んでなにが楽しいんだよ。」

悠「ロリっぺぇなぁ。」

要「だから、ロリコンじゃ…」

悠(女)「良いから肩揉めっての。塗り込むぞ」

要「だから、なにを!?」

悠「笑えるなぁ。」

要「笑えねぇよ!」

悠「あぁ…おーい、暇な奴俺の肩も揉んでくれ」

駒狸「あ、じゃ…」

真桜「仕方ねぇななの。こっち来いなの」

駒狸「あぅ…」

悠「お~もうちょい力入れてくれ」

真桜「こうかなの」

モミモミ…モミモミ…

悠「いい感じだ。」

要「チッ!」

悠(女)「いや、あーしの肩もみながら舌打ちするなよ…」

影子「……じー」

悠「食いたいのか?」

影子「べ、べつにぃ…」

悠「あっそ。なら、やらん。」

影子「あっ……」

灼羅「コラコラ、意地悪をするでない。」

悠「冗談だよ。ほら、今お茶入れてやるから。皆も味見してくれ」

影子「うん…」

悠(女)「パンプキンケーキはどうする?」

悠「そっちは全部、海たちにやろう。亮とか禅にもあげたいし。饅頭はあり得ないほど作ったから数の問題は無いだろうし。」

駒狸「いただきます。」

灼羅「ふむ…もちもちで素人が作ったとは思えない美味さじゃな。茶の淹れかたも良い」

悠「そんな褒められると嬉しいじゃないか」

ニギニギ、ワサワサ、モニモニ

灼羅「でぇい!耳をニギニギ、ワサワサ、モニモニするでない!」

悠(女)「こら、灼羅たんに失礼だろ」

ハムハムハムハム

灼羅「なっーー!や、やめるのじゃ!耳をハムハムするでない!」

悠「あーずりい!俺もハムハムさせろよ!」

悠(女)「獣っ子はあーしのもんだねーだ」

影子「ばっかじゃねーの?」

要「……いいな。」

駒狸「神崎さん?」

要「コホン、コホン」

ピンポーン!

真桜「むっ…悠、誰か来たぞなの」

悠「ゆう(女)お前出てこい。」

悠(女)「あーしは、灼羅たんを抱っこしてるから無理だ。」

灼羅「降ろせばよいじゃろ!」

悠「しかたねぇな」

要「納得するんかい!」



ピンポーン

悠「へーいへい、誰ですか?」

花描「ちぃーす。ピエロ君が可愛い子に囲まれてると聞いて遊びに来たぞ」

パタン…

悠「さぁて、ラッピングして」

ドンドンドン!
ドンドンドン!
ドンドンドン!

ガチャ

花描「いきなり閉めるな!」

悠「悪かったから、ドアをぶち壊してエントリーしそうな勢いでノックしないでくれ…」
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