ｰラスタ･ラヴｰ

悠「むぅ…」

ともき「どした？」

悠「iPodが最近調子悪くてな、ときどき音飛びするんだよ」

ともき「ふぅん」

悠「コイツも長いこと使ってるからな。そろそろ買い替えどきかもしれん。」

ともき「悠はイヤホンマンだからな。」

悠「そうか？」

ともき「そうだろ。必ずってほどイヤホン着けてるぞ」

要「そういわれてみれば、部屋に居るときもヘッドフォン着けてるな。」

悠「要ちゃん……居たのか」

要「一緒に出てきたよね！？なに、今まで見えてなかったの！？」

悠「な、面白いだろ」

ともき「お前なぁ…あんまりからかうなよ」

悠「いや、歩たんから可愛がってくれといわれたから。」

要「あのヤロウ…」

悠「野郎じゃないけどな。あ、それと乱ちゃんからは警察に捕まらないようにって、言伝て預かってたんだ」

要「なんで、捕まるんだよ！」

悠「そりゃ、翡翠とか月美ちゃんみたいな、ロリなお友だちをつくろうとしてだろ。」

要「ロリコンじゃねぇての！」

悠「否定はもういいよ。きりがないから」

要「ｼｸｼｸ…」

ともき「年下泣かすのやめろって」

悠「いやいや、事実だし。」

美喜「はい、ハイボールとレモネード二つ。」

悠「お、サンキュ。っか、二人はノンアルでよかったのか？」

ともき「毎日、毎日カパカパ飲めないっての」

悠「カパカパなんて飲んでないって、自分にあった適量をだな…」

ともき「お前の適量は適度な量じゃなく適当すぎる量だろ」

悠「うまいこというなぁ。さすが我が嫁だ。」

ともき「嫁じゃねぇよ。」

悠「そのツンなところも可愛いよ。」

ともき「本当にお前には人の話を聞く機能がついてないよな。」

悠「聞いてる、聞いてる。ともきが俺のこと好きって話だろ。」

ともき「な、まったく話が伝わらないだろ。」

要「よく、付き合っていられるね」

悠「要ちゃん、そりゃ愚問だな。」

要「？」

悠「ともきは俺の嫁だって何度もいってるだろ。」

要「会話が本当に出来ないんだな。」

悠「できるよ！」

ともき「いや、現にできてないから。」

悠「だって、今このタイミングでなんか良いこといったらずぇったいに滑るだろ。だったら確実にともきが喜ぶ嫁発言の方が…」

ともき「誰がいつ喜んだ。誰が」

悠「嫌よ嫌よも好きのうち。弁当は幕の内、鬼は外、福は内」

ともき「長い。」

悠「っか、鬼は外っていうけど、萃香とか勇義の姉さんなら俺はいくらでもウェルカムだと思うんだよな。」

ともき「やかましいわ。」
悠「なんだ、嫉妬か？」

ともき「もう喋るな…こっちの喉がいたくなるから」

悠「いっひっひ」

要「ご苦労様」

ともき「はは…ありがと」