ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】

ーラスタ・ラヴー

ともき「悠来ないな。」

紅「昨日のがあんがい堪えてたのかな。」

澪「ま~…大丈夫だろ。」

紅「だよな。っーわけでなんか一杯頼むわ。」

美喜「っーわけで…の意味は解らないけどね。」

澪「はは、まぁなんか作りますよ。」

紅「おぅ、よろしく。」

ともき「しかし、悠は神出鬼没だな。いい意味でも悪い意味でも」

紅「だな。あれもひとつの技術かもな。」

ともき「あー、確かに。」

紅「正直、悠はズルいからな。技量がけた違いで。」

ともき「それって喧嘩的な意味で?」

紅「もちろん。反則くさいくらいに技が豊富だし。」

ともき「俺はよくわからないけど…悠ってどんなのが得意なんだ?」

紅「打撃、蹴り技、投げ技、流し…俺からみたらオールマイティーな感じだな。けど、俺的に一番苦手なのは合気道だな。あれは意味がわからん。」

ともき「合気道…名前くらいは知ってるけど、いったいどーゆうアレなんだ?」

紅「うーん……なんていうか…反射反応を利用される技って感じかな。」

澪「はい、ミントフラッペだ。」

ミントフラッペ
17度甘口ビルド

グリーンペパーミント45ml
ミントの葉

ソーサー型シャンパングラスまたは大きめのカクテルグラスにクラッシュドアイスをいっぱいにつめ。グリーンペパーミントを注いでミントの葉を飾る。

紅「ま緑だな。」

澪「グリーンペパーミントだけでつくるフラッペスタイルのスタンダードカクテルだ。」

ともき「これは知ってるよ。確かほとんどのリキュールを同様にフラッペで楽しめるんだよな。」

紅「へぇ…」

美喜「ちょっと、紅」

紅「うん?」

美喜「表になんか悠の使いできたって娘よ。」

翡翠「…ペコ…」

紅「お、えーと…春野の子猫ちゃんだったよな」

ともき「悠の使いってなにか用事かい?」

翡翠「…あいきどうはきんりょくにたよならいぎほうたいけいでじょせいやろうじん、こどもとはばひろくしじされるぶじゅつ…。」

ともき「そうなんだ、じゃあ俺とかも習えるかな。」

翡翠「…だいじょぶ…」

紅「はぁ~、だらか、明らかに自分よりデカイのや重いものぶん投げれるのか。」

翡翠「…せいかくにはちがう…」

紅「というと?」

翡翠「…あいきはあいてのいしきやたいみんぐとどうちょうしてこうげきをせいするぎほう。だから、じゅうようなのはこきゅうをよむこと…」

紅「うーん、やっぱ理合系は俺には向かないな」

ともき「……なあ、それより気がついたんだけど」

紅「どした?」

ともき「悠は俺たちの話聞いてたのか?」

紅「そういやぁ…」

翡翠「…じごくみみ?…」

紅「魔界耳じゃないか?」

ともき「いや、奈落耳だろ…」

翡翠「…ゆうはふくみみ、まえにみた…」

紅「それレアだな」

ともき「あいつ耳とか目とか髪で隠れてるしな。」
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