ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】9

ーラスタ・ラヴー

鈴猫「こんにちは」

悠「ちぇき。ケフッ…」

鈴猫「お酒くさ…。悠、飲みすぎじゃない?」

悠「さっきから澪と美喜にも言われてるよ」

澪「いっさい止めないけどな。」

悠「酒くらい自由に呑ませてくれ」

鈴猫「身体壊しちゃうよ。」

悠「それもさっき言われた」

鈴猫「じゃあ、呑むのやめてよ…」

悠「バーに来て酒を飲まない…これいかに?」

美喜「なにを誰に問いかけてるのよ…」

鈴猫「別にノンアルコールカクテルでいいじゃない。」

悠「アルコールを摂取したいんだよ。」

美喜「工業アルコールでも飲んでたらどう」

澪「アルコールランプとか」

鈴猫「死んじゃうよ!」

美喜「酒に溺れて死ぬのが本望らしいわ」

悠「本望です」

鈴猫「馬鹿いわないで!」

悠「サーセン。ゴクゴクッ」

鈴猫「あーもーだから!」

ともき「ちわっ。悠いるか?」

悠「あー?」

ともき「やっぱりここにいたよ。」

駒狸「もう悠さん!飲みすぎですよ!」

澪「(三度目…)」

悠「ふむ。すまん。暇だとついつい飲んじゃってな。今日は次が最後にもう止めとくよ」

美喜「うそぉ…」

鈴猫「なっ…」

悠「って、ことで最後に一杯頼むよ。ついでにコマリさんにはなんかノンアルコールのを…ともきは?」

ともき「俺は昨日のが残ってるから水で」

澪「何かあったのか?」

ともき「蛇三びきにつき合わされててな。」

美喜「蛇?」

ともき「そこの蟒蛇と」

悠「あー?」

ともき「それの女版と従姉さんだ」

悠「誰が蟒蛇だ。なにかに例えるなら、俺は猫だろ。」

ともき「自分でいうか?」

駒狸「あ、確かに猫ですね!」

ともき「コマリさんも納得しない…」

悠「けど、猫度的な話をするなら。翡翠、鈴猫も外せないがな」

駒狸「猫度?」

悠「俺は行動的な猫度は高いが見た目的な猫度なら翡翠だろ?」

美喜「あのネコミミっぽい髪型ね。行動もにゃんこな感じはするけど。」

悠「猫度80%くらいかな」

ともき「だから、それはなに基準だ?」

悠「俺基準だちなみに、コマリさんは狸だけどな。可愛いって意味で。稲葉みたいな腹黒じゃなくてな」

ともき「かなり失礼だな。まぁ、間違いではないか」

駒狸「フォロー無しですか」

鈴猫「あ、あの…ちなみに私は?」

悠「ミニ八重歯。ときどきにゃん語。猫度70%だな」

ともき「もうなんも言わんけどさ…」

悠「ちなみに俺は猫度50%だ」

ともき「あれ、半分か?」

悠「最近、鬼とか鳥とか猿とか馬とか龍とかの成分が混じってきてな。」

ともき「最終的になにが生まれるんだよ…」

悠「うーん……多分マーラ様に」

ともき「なにかはわからないが…それだけは絶対に無いと思う。」
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