ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】8

ーラスタ・ラヴー

悠「ちぇき。ラスタも八百杯だな。」

美喜「そうね。」

悠「なので、今日は俺にデレてくれたりは」

美喜「……」

悠「わぁ…生ゴミを見るような目で見られてる。ヨダレでそうだ」

美喜「キモッ!?」

悠「いっひっひ。」

澪「頼むから知り合いで逮捕者を出さないでくれよ」

悠「それは俺じゃ無くてもザクザク出ると思うけどな」

澪「なんか否定はできないな…」

悠「っか、八百だしなんか八百にちなんだ物をもらえないか?」

澪「八百にちなんだものか…」

美喜「ヴィンテージものの八百万のワインならあるけど」

悠「八百万(やおよろず)のワイン?」

美喜「はっぴゃくまんえんのワインよ。」

悠「そんなもの飲んだら舌がぶっ飛ぶから止めてくよ。八百円の酒なら飲むけど」

美喜「澪、ワインセラーのね……」

悠「止めろ。八百万なんぞ払えないからな。」

美喜「やおよろず?」

悠「切り替えさえたよ…」

澪「あの頭痛くなるような会話はやめませんか?」

悠「アルカリ性。いや、賛成」

美喜「ちょっと、ツッコミ係は居ないの?」

悠「そろそろともきがグルタミン酸。」

澪「意味わかんねぇよ!」

ともき「ちわっす」

悠「あ、嫁キター。」

梔「嫁?」

悠「ブッ!!」

澪「どうしたんだ?」

ともき「さっきたまたま会って、お連れしたんだ。」

梔「どうも。」

美喜「なにか作ります?」

梔「そしたら…メロンボールもらいましょか」

悠「いいですね。メロンリキュールを使ったカクテルで最も代表的な物ですね。」

澪「誰だよ…。」

悠「梔姉さん、なぜ東京に?」

梔「ちょっと、用事があってねぇ。柏ちゃんと悠ちゃんの顔みて行こうと思てたら、ともきちゃんと会いまして、ここに案内してもろたんえ」

悠「なるほど、ともき。梔姉さんを案内してくれてありがとう」

ともき「いや、良いけど……そのしゃべり方がすごく気持ち悪いんだけど」

悠「気持ち悪いって、酷いなぁ。」

梔「悠ちゃん、熱でもあるん?」

悠「梔姉さんまでひどいっすよ…」

ともき「普段通りにいないからだろ」

悠「普段通りだっての。俺は普段から清く正しいだろ」

ともき「悠が清く正しなら、世の中の悪人の半分は善人になるわ」

悠「そこまで否定されるとさすがに俺で傷がつくよ」

梔「仲好しさんやね」

悠「いや、そうではないです。仲好しじゃなく、ともきは俺の嫁です」

ともき「うっさい」

梔「あらあら、まぁまぁ。」

ともき「コイツの言うことは七割適当ですから」

梔「あとの三割は?」

ともき「自由発言です」

悠「そんなに誉めるなよ」

ともき「なんも誉めてないよ!」

梔「楽しそうやね」
100/100ページ
スキ