ｰラスタ･ラヴｰ

ともき「ちわっす」

駒狸「こんにちは。」

澪「いらっしゃい…えと？」

ともき「この娘は駒狸さん。悠の従妹らしい」

美喜「そう。あなたお酒は？」

駒狸「全然飲めないです」

美喜「ハッキリいったわね…」

駒狸「す、すいません。」

澪「はは、正直なんだな。」

美喜「まぁ、良いわ。ノンアルコールカクテルもあるし」

澪「そういや、悠は？」

ともき「ラジオの方だ。」

美喜「まだ、時間が大分あるのに？」

駒狸「カゲコさんを捕獲するのに時間がかかるから早めに行動するって」

澪「だれ？」

駒狸「えと……誰なんでしょうか」

美喜「え？なに、この子あたまが春な娘なの？」

ともき「そんなタイプじゃないはずだけど…」

駒狸「いまのは言い方が悪かったです。カゲコさんのプロフィール聞いていないので知らないんです」

ともき「悠は知ってるのか？」

駒狸「いえ、知らないはずですけど…」

美喜「そんな正体不明な娘をラジオに連れていこうとするってどうなのよ」

ともき「悠だから…」

駒狸「ある意味、カゲコさんは正体不明が売りですけどね」

ともき「っというと？」

駒狸「姿が消えるんです」

ともき「？」

駒狸「原理はわからないですけど、カゲコさんは急に消えたりするんです。悠さんはなぜか、それを捕まえれるんですけど」

ともき「なにか特別な事があるのか？」

駒狸「そのあたりの感覚は悠くんじゃないとわかりません…」

ともき「そんな落ち込まなくても…」

駒狸「悠くんのサポーターなのに力及ばずなのが……」

美喜「あれのサポーターなんかしてたらバカを見るわよ」

鈴猫「こんにちは」

美喜「ほら、バカを見てる第一号が来たわよ」

鈴猫「いきなりなんか失礼なこといってない？」

駒狸「鈴猫さん、こんにちは」

鈴猫「あ、コマリちゃん。こんにちは。悠と一緒じゃないのね」

駒狸「はい、ちょっと悠くんはラジオの方にいってます」

ともき「鈴猫さんはカゲコって誰か知ってるますか？」


鈴猫「カゲコ？ううん、はじめて聞くけど」

駒狸「悠さんの……側にずっといり人です」

鈴猫「え？」

ともき「その言い方は不味いな」

駒狸「あ、けど柏さんの味方です」

ともき「もっと不味いこと口走ったな。」

美喜「そんな得体の知れないの大丈夫なわけ？」

駒狸「たぶん……大丈夫なじゃなくても狙われるのは悠くんですから」

澪「さらっと凄いこというな…」

駒狸「悠くんならどんな事があっても大丈夫ですから」

ともき「信頼厚いなぁ…」

鈴猫「あぅ…わ、私も信じてるよ？」

美喜「とってつけたような一言ね」

鈴猫「シクシク…」

ともき「はは…どんまいです」