ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】8

ーラスタ・ラヴー

悠「ちぇき……って、なんだこりゃ…」

ともき「うっわ…銃まみれ」

炎銃(祭)「あ゛?」

悠「よう、いつからここはガンショップになったんだ?」

炎銃(祭)「ちげぇよ。俺のチームの持ちもんだよ。アジトに輸送するまえにここに預けてたんだ。っか、名前表記ハッキリしろや!」

悠「そんなメタな事を俺に言われてもなぁ」

ともき「何丁あるんです?」

炎銃「今からソレを数える」

美喜「早くしてよね。片付けてくれないとこっち使えないんだから。」

炎銃「わぁったよ。おい、お前らも手伝わないとブチ込むぞ。」

悠「なんて強制力のあるお願いだろうか」

ともき「いや、脅しじゃねこれ?」

炎銃「黙ってキビキビ働けや!!」

ジャコッ

悠「なんで、俺だけに銃口向けるんだよ!?」

ともき「とりあえず、銃の種類とか解らないんだけど」

悠「ちょっと待って、銃口突きつけられてるのを「とりあえず」で片付けないで」

炎銃「見た目が同じもんが何丁づつあるか数えりゃいいんだよ。名前とかはこのボケがわかるだろ」

悠「すいません、すいません?銃口突きつけられて、手伝わされるのに、ボケ扱いっすか?」

炎銃「じゃあ、始めろ。」

悠「理不尽だ…」

ともき「それでもやるんだな」

悠「やらないとアイツは撃つぞ?躊躇いなく撃つぞ?確実に」

ともき「……やろうか」

悠「ハンドガンのベレッタから数えるか」

ともき「どれだ?」

悠「M92だよウルトラマンじゃねぇぞ」

ともき「知らねぇよ。」

悠「そっちの端のやつだよ。世界中で使用されてるメジャーな銃だからわかるだろ。」

ともき「どれも同じようにしか見えないんだけど」

悠「まぁ、そりゃそうか。あれだよ。ダイハードでジョンマクレーンが最初から最後まで撃ちまくってるやつだ。他にはマトリックスのネオが使ってる。」

ともき「よく知ってんな」

悠「けど、マトリックスは一回も見たことなかったりする。ブルースウィリスは好きだからダイハードは見たけど。」

ともき「っか、並べてあるんだから名前だけいっていってくれ。数は数えるから」

悠「右からベレッタ、グロック、H&KUSP、デザートイーグル、シグザウェル(P226)」

ともき「20、20、15、30、5……っか、詳しいな」

悠「まぁ、名前くらいわな。ちなみに日本では「ピストル」「拳銃」って呼ばれる事が多い片手操作の小型銃を、英語での正式呼び名が「HandGun」になる。「Pistol」って場合、英語だとハンドガンの一部である自動拳銃のことしか意味しないんだ。ハンドガンの特徴だな」

ともき「へぇ」

悠「一応銃としては比較的殺傷力が弱いから、民家ようとして製産されている製品も多い」

ともき「なるほど。」

悠「ちなみにスナイパーライフルは…」

炎銃「おい、くっちゃべってねぇで早くしろ」

悠「うぃっす…」
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