ｰラスタ･ラヴｰ

悠「……うー」

悠(女)「うー……」

美喜「なんか魘(うな)されてるわね」

澪「夢見でも悪いんじゃないか？」

紅「起こすか？」

ともき「止めといたほうがいいぞ。寝てるの起こすと機嫌悪いし。」

悠「うー……無理…ぃ。」

紅「無理とかいってるな…」

ともき「どんな、っか、なんの夢見てんだろうな」

悠(女)「うー…青ネギ…万能ネギ…下仁田ネギィ…」

紅「こっちはこっちでネギを語り出したぞ。」

ともき「なんでネギ」

稲葉「こわーい、女の人に囲まれる夢とネギ好きのボーカロイドになる夢でも見てるんじゃない？」

ともき「やたら、ピンポイントだな…」

稲葉「勘だけどね」

紅「っか、稲葉の子猫ちゃんがここくんの珍しいな」

稲葉「あら、私だって飲みたい日は有るものよ。ｸｽｸｽ」

紅「……」

ともき「いや、そんな目で俺を見られても」

悠(女)「マタニティ！」

ともき「うぉ？！」

紅「起きた……え？マタニティ？」

ともき「お前らはなんだ？目覚めるとき叫ばないと起きれない病気かなんかか？」

悠(女)「あ、あー？なんのことだ…うー…っか、あーし寝てたのか？」

稲葉「寝てたわね。どんな夢見てたの？」

悠(女)「あー…なんか、ボーカロイドっぽいコスでワルプル夜と闘う夢」

ともき「まさかの稲葉が正解」

稲葉「けど、まさか魔法少女扱いとは思わなかったわね。つぎあたりはリリカルになるんじゃない？」

悠(女)「キルゼムオールの方かな」

稲葉「まぁ、ゆう(女)は大魔法峠の方よね。」

悠(女)「肉体言語が一番だからな。」

ともき「魔法要素が何一つ無いな…」

悠(女)「あーしがもし魔法が使えたならたったひとつ風が操れたらそれでいい」

紅「空を飛べるしな」

悠(女)「ちげーよ、スカートめくり放題だろ」

ともき「お前に魔法を使う資格はねぇ」

悠(女)「マスパでも良いけどな。」

稲葉「スカートめくりか破壊かの二択なのね。」

ともき「動く災害みたいなやっちゃな」

悠(女)「惚れるだろ」

ともき「まだ寝ぼけてるのか？」

紅「惚れるなぁ」

ともき「紅！？」

紅「冗談だよ。」

悠「う…ぅーん」

悠(女)「っか、コイツ起きないな。」

ともき「こっちはこっちで魘されてるし。二人はシンパシーでもあるのか？」

悠(女)「いや、ある程度の事は考えが同じだから読めるけど……なんでもかんでもって訳じゃないからな」

悠「うぅ…」