ｰラスタ･ラヴｰ

悠「ちぇきっす」

澪「よっす」

悠「これ土産な。」

美喜「あら、梨ね。どうしたの？」

悠「ここくるまえにリッカとこ顔出したら、梓に巧いこと買わされた。どうせ家だと一、二個しか消費せんから店で使ってくれ」

澪「そうか。なら遠慮なく使わせてもらうよ。」

悠「おーぅ。ついでに日本酒頼む」

炎銃「うーす」

宮塚「……」

悠「よぅ。」

炎銃「ゲッ…」

悠「人の顔見て「ゲッ」とかいうなや」

炎銃「見ても得がねぇ面だからついな」

悠「見て得がある面って、どんな面だよ」

炎銃「知るか」

悠「えぇ…」

宮塚「生ひとつ」

悠「そっちの人はそっちの人でマイペース過ぎないか？それともただ無視られてる？」

炎銃「後者だろ」

悠「だよなー。宮塚はなんか俺のこと目の敵にしてないか？」

宮塚「……別に」

悠「微妙な間が私の心を傷つける…」

炎銃「俺は目の敵にはしてねぇぞ。敵と認識してっから」

悠「わぁい、いっそ清々しい。」

炎銃「そうだろ。」

悠「はぁ…胃が痛い」

澪「日本酒やめとくか？」

悠「酒の飲めない人生なんかスパイスの効いてないカレーくらいつまらない。」

澪「飲むんだな……。回りくどい言い方しなくていいから。」

悠「っか、炎銃さぁ」

炎銃「あん？」

悠「短パン寒くね？」

炎銃「まだ、暑いだろ」

悠「昼間はな夜や朝方はもう寒いだろ」

炎銃「俺は朝も夜もまだ平気だぞ」

悠「……体温高いんだな」

炎銃「バカにしてんのか？」

悠「なんもいってないだろ……宮塚はどうおもう？」

宮塚「…年中軍パンのお前こそ代わり映えしないだろ」

悠「むっ…そうきたか」

炎銃「たしかにテメェはその服オンリーだな」

悠「いやいや、結構シャツは代えてるだろ」

炎銃「興味ねぇ」

悠「あの…話ふったなら少しは興味もってよ…」

炎銃「いや、なんっうか、お前の存在にあまり今日がない」

悠「知ってるか？わりと傷ついてるからな」

炎銃「興味ねぇ」

悠「泣きそうなんだけと……宮塚なんとかいってやってくれ」

宮塚「…なんとか」

悠「お前実は俺のこと大っ嫌いだろ」

宮塚「……」

炎銃「無言ってことは肯定と同じだな」

悠「どうしようか。今日いち日で俺の心はブレイクしてしまうかもしれない」

炎銃「ふぅん」

宮塚「……」

悠「ダメだ…あの二人とは肌があわん…」

澪「梨剥けたけど」

悠「それ食ったら俺帰るわ。」

澪「日本酒は？」

悠「食って飲んだら帰るとするか」

澪「……(きっとそのままズルズル数時間はいるんだろうなぁ…)」

悠「どした？」

澪「いや、まぁゆっくりしてくといい」

悠「あぁ。そうするよ。」