ー談話ーラスタ・ラブへようこそ~【Ⅰ】8

ーラスタ・ラヴー

柏「……ゴクッ」

拳二「……カパッ」

崇「……クイッ」

美喜「……」

澪「……」

柏「おい。」

澪「あ、はい?」

柏「同じの追加だ」

澪「飲み方は…?」

柏「ストレート。ボトルで置いとけ」

澪「はい。どうぞ……(ドライ・ジンを割らずに二本目いきはじめたよ)」

拳二「俺はビールだグラスはピッチャーに代えてくれ」

美喜「どうぞ。崇は?」

崇「いつもの。それを作ったら席を外せ」

美喜「了解」

澪「失礼します…」

柏「……おぃ」

拳二「ぁん?」

柏「火貸せ。ガス切れだ」

崇「フッ…」

柏「んだよ?」

崇「100円ライターかと思ってな」

拳二「やすぺぇなぁ。ジッポー買えよ。」

柏「すっ……ふぅー。自分用のはある。」

拳二「なんだぁ?あるならなんで使わねぇ」

柏「コイツはある人から譲り受けた品だ。特別な時以外は使わん」

崇「ほぉ。」

拳二「どんな物か見せてみろよ。」

柏「……触ったらブチ殺すぞ」

コトッ

拳二「これ…銀か?」

柏「純銀製だ。レリーフは後から彫り付けた」

崇「アンチクロス(逆十字)か」

柏「俺がクリスチャンにでも見えるのか?」

崇「全然」

拳二「クリスちゃん?誰だそれ」

崇「……」

柏「……」

拳二「何か言えや!」

崇「……」

柏「……」

拳二「お前ら腹立つな…」

柏「テメェの面も相当イラつくぞ」

拳二「あぁん?」

崇「ふんっ」

拳二「テメコラ崇、鼻で笑いやがったな」

崇「さぁな。」

拳二「涼しい顔しやがって……その面で何人女喰いやがったんだ?あぁ?」

崇「僻むな」

拳二「くそ…」

柏「お前も動物園にでもいったらメスゴリラにはモテるだろ」

拳二「黙れタレ目!」

柏「ふぅー…」

拳二「無視か…」

崇「腕っぷしはあっても口論は小学生以下…か。くくっ。少しは奴を見習ったらどうだ」

拳二「口八丁の舌先八寸みたいな野郎の真似ができるか」

柏「止めろ。酒が不味くなる…」

拳二「お前よぉ…ホンッとに嫌いなんだな」

柏「……」

崇「お前がいくら嫌おうが、奴を好きな奴は無数にいるがな」

柏「けっ、ゴミには蝿が群がるからな」

拳二「ひでぇ…」

柏「お前の面か?」

拳二「超イケメンじゃねぇか」

柏「……」

崇「……」

拳二「だぁから…黙るんじゃねぇよ…」

崇「言葉が見つからないだけだ」

柏「かける言葉がな」

拳二「お前ら…表でるか?」

柏「実刑くらいたいのか?」

崇「消えたいのか?」

拳二「……」

柏「……」

崇「……」

拳二「けっ…」

柏「…ふぅー」

崇「ふっ」
70/100ページ
スキ